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スマホの使いすぎで指が変形!!? 恐ろしすぎる健康被害の実態

最近、Twitterなどで「スマホの使い過ぎで小指が変形した」という書き込みが拡散されている。投稿された写真を見ると、小指の第一関節と第二関節の間がヘコんだ状態になっており、指が大きく曲がっている。これだけでなく、近年はスマホの使いすぎが原因とされる様々な健康被害が指摘されている。

■テキスト・サム損傷
小指の変形の原因として最有力視されているのがスマホの持ち方。持ち方は人それぞれだが、親指~薬指の4本でスマホを背後からつかみ、小指を底部に添えるという持ち方をしている人が多い。これによって小指の第一関節と第二関節の間にスマホの重みがかかり、さらに文字入力などでスマホを強く握ると余計に圧力が加わる。これが小指の変形につながっているのではないかと推測されている。

過度のスマホ使用が原因の指の変形は海外でも「テキスト・サム損傷」と呼ばれ、問題視されている。テキストメッセージを打ち過ぎて親指(サム)を損傷するケースが多いことから、この名前がついたようだ。こういった症例について、国内の医師らもスマホ由来の変形である可能性を指摘。変形するだけでなく「指が上手く曲がらなくなる」「痛みが生じる」「筋肉のバランスが崩れて腱鞘炎などを引き起こす」といった症状につながる場合もあるという。対策としては「スマホの使用時間を減らす」「長時間、同じ持ち方をしない」などが挙げられている。

■ブルーライト
昨今、ブルーライトをカットする「PCメガネ」を使用している人を多く見掛けるようになった。ブルーライトとは、波長が380~495ナノメートルの青色系の可視光線のこと。太陽光や蛍光灯になどにも含まれるが、近年急速に普及している白色LEDからも発生している。LEDをバックライトに使ったPCから発せられるブルーライトが危険とされ、PCメガネの普及につながった。しかし、「ブルーライト研究会」の調査によると、実はPCよりもスマホや携帯ゲーム機の方がブルーライトの発生量が圧倒的に多いようだ。

ブルーライトを長時間浴びると、メラトニンの生成が抑制される。メラトニンとは眠気を誘う脳内物質であり、これが抑制されると覚醒状態が続くことになる。普通は太陽が昇ると日光に含まれたブルーライト効果で人間は覚醒し、日が沈むとメラトニンの分泌が促される。しかし、夜間もブルーライトを浴びていると体内時計が狂い、睡眠障害や鬱病などの原因になるという。ベットで就寝前に「寝ながらスマホ」を楽しんでいる人は少なくないが、これは体内時計の維持という観点からいえば最悪の行動といえる。

それだけでなく、ブルーライトは近年増加している「加齢黄斑変性」の原因の一つとも考えられている。この病気は網膜の中心部(黄斑)に異常が発生し、急激な視力低下や偏視などを引き起こすというもの。従来は高齢者の病気だったが、ブルーライトの影響で若年層にも広がっていると指摘されている。こういった健康被害に対し、昨年開催された「国際ブルーライトシンポジウム」では「就寝の2~3時間前はスマホやPCを使わない」「使用時は対策用メガネを利用する」といった対策を奨励している。

また、最近は富士通の「ARROWS NX F-01F」などブルーライトカットモードのあるスマホや、ブルーライトを軽減する保護シールなどもあり、それを利用するのも一つの手だ。ただし、一部の専門家からは「太陽光に比べてPCやスマホのブルーライトは微量」との指摘も上がっており、いまだ研究段階の報告であることを付け加えておく。

■猫背による健康被害
スマホやタブレットを使う時、どうしても上から覗き込むように猫背になってしまう人が多い。これも様々な疾患を引き起こす可能性があると指摘されている。若いころに長期間にわたって悪い姿勢を続けていると、高齢になってから心臓病や背骨の変形、呼吸器疾患を引き起こす確率が高まるという。背中を丸めた状態だと十分な呼吸ができず、心筋の働きも制限されるため、身体に負担が掛かるのが健康被害の原因となるようだ。

■ファントムバイブレーションシンドローム
ポケットなどに入れた携帯電話が振動したように感じたのに、確認してみると着信はない。そんな経験をした人は多いだろう。近年の研究によると、脳が携帯電話のバイブ着信を学習し、振動に対して過敏になったことで引き起こされる現象と説明されている。これだけならば大した問題はないが、心的ストレスとの関連性が指摘されており、ストレスの高まっているユーザーほどファントムバイブレーションシンドロームになりやすいといわれている。むしろ、この症状はストレスの危険サインと考えた方がいいかもしれない。

スマホの急激な普及はここ数年の出来事であるため、人体への影響に関しては研究段階。まだ十分な医学的根拠のないものも多い。だが、実際に健康被害を訴えている人がいるのも事実である。いずれにせよ、悪影響が心配されるほどスマホに支配された毎日は健康的とはいえないだけに、生活を充実させるためのツールとして上手に使いこなしていきたいものだ。(佐藤勇馬)

参考リンク:ブルーライト研究会 http://blue-light.biz/

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佐藤 勇馬

フリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、WEBや雑誌などでネット、携帯電話、芸能、事件、サブカル、マンガ、宗教問題などに関する記事を執筆している。媒体によっては、PN「ローリングクレイドル」で執筆することも。今年1月に著書『ケータイ廃人』(データハウス)を上梓。 Twitterアカウントは @rollingcradle

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