アンドロイドアプリレビュー

ドコモの本気が見えるカーナビアプリ  「ドコモドライブネットナビ」の実力

ここ数年のスマホの急激な普及で、スマホをナビ代わりに使う人が急増。カーナビのシェアは極端に落ち込み、国内のナビメーカーは軒並み赤字。地図データを提供しているゼンリン社も9年ぶりの赤字転落になるなど、カーナビ業界は窮地に立たされている。

そんな中、カーナビ大手のパイオニアとドコモがタッグを組み、昨年末から配信しているアプリが「ドコモドライブネットナビ」。ネット検索や音声操作など、スマホならではの機能を活かしたアプリとして人気上昇中だ。

このアプリは基本的に無料で地図の閲覧やフリーワード検索、音声操作などが行える。画面を右からスワイプすると音声操作になり、スマホに話すことでさまざまな操作が実行できる。

音声認識にはドコモの「しゃべってコンシェル」に採用されている「音声意図解釈技術」を利用。Googleの音声検索よりも柔軟に対応してくれるのが特徴。試しに使ってみたところ、施設名や住所で正確に検索できるのはもちろん、「お腹が空いた」で周囲のファミレスを検索できたりと、かなり便利に感じた。

また、月額315円の有料会員になればルート検索や駐車場情報のほか、オービス・取締り情報やガソリンスタンド価格情報など、通常のナビでは取得できない情報も得られる。申し込みから31日間は無料なので、試しに使ってみるのもいいだろう。

ドコモではこのアプリを利用する際の専用車載ホルダー「ドライブネットクレイドル」も販売中。GPSや各種センサーを搭載し、電波が入りにくい場所でも正確な位置が表示できるほか、リアルタイムで渋滞情報を取得するなど、カーナビとしての機能をさらに拡充するものとなっている。

今回のパイオニアとの取り組みは、不振にあえぐカーナビ業界の技術を取り込み、ドコモがカーナビ分野にさらに進出したい思惑からと推測される。今年3月にはアップルがカーナビとiPhoneを連携させる「CarPlay」を発表して話題になったが、車載IT技術の分野はこれからいよいよ激戦区になることが予測される。

そんな具合にカーナビの分野で最も注目すべきアプリと言えそうなのが「ドコモドライブネットナビ」。日進月歩の勢いで進化するスマホのカーナビを一度体験してみることをおすすめしたい。(町田大士)

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