アンドロイドアプリレビュー

“走ってなかったメロス”を題材にしたアプリ!!? 「歩けメロス」がDL数急増中

2月の初旬、ある研究がネット上で話題となった。その研究とは中学二年生の村田君が発表した「メロスの全力を検証」というもの。太宰治の名作「走れメロス」内で、メロスはどのくらいの速度で走ったのかを作中の記述から検証したのだ。すると、少なくとも往路は歩き、復路でも早歩き程度だった、という衝撃の研究結果になったのだ。

そんな、実はガッカリだったメロスだが、最初から歩く気満々でも親友を助けることができる万歩計アプリ「歩けメロス」が登場。上記の研究よりも先にリリースされたものだが、メロスのイメージが変わってしまった今、妙にホットな注目アプリとなっている。

アプリは親友を助けるべく、メロスが歩いて救出に向かうというもの。「走れメロス」では親友セリヌンティウスは男だが、このアプリでは女のコになっているため、やる気は少しだけアップしそうだ。

救出の制限時間は24時間。毎日0時にリセットされ、時間切れまでに既定の歩数を歩ききれば無事親友を助けることができる、というウォーキング補助アプリだ。とはいえ、このクリア歩数がなかなか手強く、難易度が選べるものの、最低の「やさしい」でも8000歩、最高難度の「スパルタ」では20000歩とかなりハードルが高い。厚生労働省の調査によると成人男性の1日の平均歩数は7100歩らしいので、かなり気合を入れて歩く必要があると言える。

無事にノルマを達成すると救出成功。難度は途中で変更できるので、思ったより早く目標を達成してしまった場合は、難度を一段階アップさせてさらにウォーキングに励むのもいいだろう。

タイムオーバーになると救出失敗だが、じつはこの親友の少女、やる気のないメロスにハッパをかけようとさらわれたフリをしているだけなので、失敗しても罪悪感は少ない。救出に向かう間は少女の様子が表示されるのだが、寝転がって本を読みながら「できるだけはやくきてね~」とつぶやいていたり、急に逆立ちをして「ヒマー!!」と叫ぶなど、かなり自由。こんなユルさもこのアプリの魅力のひとつだ。

そんな具合に、毎日のちょっとした運動を手助けしつつ、ユルい救出劇が楽しめるアンドロイドアプリが「歩けメロス」。デスクワークばかりで歩いていない、という自覚がある人は試してみることをオススメする。(町田大士)

■参考サイト:(財)理数研究所 算数・数学の自由研究

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