アンドロイドアプリレビュー

圧倒的ボリュームの「日本凶悪事件史」アプリ 女子高生コンクリ詰めから性器切断まで、猟奇殺人を完全網羅

凄惨な凶悪犯罪を紹介した読み物アプリは数多いが、やっつけで作った感が強いものが多いのも実情。しかし、そんな中で異常なボリュームで事件を掘り下げ、「とにかく読ませる」と話題になっているアプリが「日本凶悪事件史」だ。この種のアプリでは一つの事件が400字程度というものも多いが、本アプリの場合、一つの事件につき1000字以上、長いものでは数千字にも及ぶという力の入りようだ。

ラインナップには、恋に狂った男が起こした惨劇「津山三十人殺し」や日本最大の獣害事件「三毛別羆事件」、マインドコントロールで子供にまで手をかけさせた「北九州監禁殺人事件」、ストーカー規制法成立のきっかけとなった「桶川女子ストーカー殺人事件」など、とにかくバリエーション豊富。

「頭おかしくなりそう。全部読めたらすごい」とレビューがあるように、一つ読むのにかなりの気力・体力を使うので、心してチェックしよう。

起動すると各事件が縦に一覧表示されるシンプルなインターフェース。「年代別一覧」をタップすると、戦前から現代まで10年区切りで事件が細分化される。“愛するあまり男の性器を切り取る”という事件内容の特殊性から、幾度となく映像・小説化された「阿部定事件(1936)」をチェックしてみる。

東京市で鰻屋を営む「吉田屋」に女中として入った阿部定は、主人の石田吉蔵と情痴の仲になる。妻のある石田と阿部は、外の料亭で密通を繰り返していたが、次第に石田への独占欲が芽生え、そのあまり石田を絞殺・性器を切断。逮捕されるまでの三日間阿部は、石田の性器を大事に持ち歩いたという概略。詳細な時代背景や発生までの時系列をかなり執拗に描写しており、改めてこの事件は、単なる猟奇事件なのか、それとも純愛なのかと考えさせられた。

また、この種のアプリでは必ず収録されている「女子高生コンクリ詰め殺人事件」も3000字はあるかという長さ。「犯人の生まれ育った環境や心理状況を分析」できることを目標に開発したとのことだが、目を覆いたくなるような残虐な行為の数々はもちろん、犯人側の生い立ちや環境などもかなり詳しく書かれており、また違った視点で事件を見ることが可能だ。

収録された事件はどれも、下手な短編小説を読むよりよほど濃密で、独特な緊張感で活字を追うことができる。「事実は小説より奇なり」とはよくいったものだが、普段小説をよく読む人も、本アプリ「日本凶悪事件史」で、生身の人間の恐ろしさに触れてみてはいかがだろうか。(近藤夢太)

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日本凶悪事件史

カテゴリ アンドロイドアプリレビュー,電子書籍
価格 無料
デベロッパ名 namikaze
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