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震災でフォロワー数急上昇の小林朝夫って何者!!?

このところツイッターのフォロワー数が急上昇しているのが、地震研究家の小林朝夫氏(50)。作曲家・小林亜星(78)の次男である小林氏は、かつては俳優としても活動しており、往年の特撮ヒーロー番組『太陽戦隊サンバルカン』で豹朝夫(バルパンサー)役を演じたことでも知られている。

 

子供の頃から不思議な能力があったという小林氏は、大地震の予知夢を見たことをきっかけに地震研究に始め、「電磁波」と「電場」を計測するという独自の地震予知システムを編み出したという。東日本大震災の前日となる3月10日、小林氏は自身のブログで「M8前後の非常に大きな地震が来る」と警告し、予言が当たったことで大きな話題になった。さらに4月5日、7日前後に大きな地震が来ると予言し、実際に7日に宮城県沖でマグニチュード7.1の大規模な余震が発生した。

 

これらの予言的中によって、震災前は1000人前後だった小林氏のツイッターのフォロワー数は、38000人以上にまで急増。ツイッターのフォロワー数のランキングを発表しているtwproの発表(4月11日)にも小林氏はフォロワー増加率で5位に登場した。ブログは有料記事がメインとなっているが、アクセスしづらいほどの盛況ぶりとなっている。

 

11日の余震発生時には、福島第一原発について

 

「原発、1号2号機完全にコントロールを失ったようです。現場、パニックです」

 

とツイッター上で発言。原発にいないはずの小林氏が、なぜ現場の様子をリアルタイムで知っているのかは謎だが、不思議な能力を使って現場を見たのか、はたまた独自のルートから情報を入手したのか分からないが、とにかく断言している。ちなみに、余震発生時に原発が制御不能になったという公式の情報はない。また、4月12日には

 

「いま、国の人間が家にきて、もめていました」

 

「トップ(菅か枝野)がきたら、きちんと話すと言って、追い返しました」


 

とツイッター上で発言しており、これが真実ならば、小林氏の予知能力は国からも何らかの形で一目置かれているようだ。

驚異的な的中率に思える小林氏だが、一部からは「数年前から毎月のように『もうすぐ大地震が来る』と言ってた。今回たまたま当たっただけ」「地震の活動期に予言すれば的中しやすくなるのは当たり前」といった批判も上がっている。

 

実際、小林氏は予言を外すことも多く、「4月10日までに原発が吹き飛ぶ」「4月12日から48時間以内にM7以上の余震が起きる」などといった予言は、いずれも現実には起きなかった。数年前から地震予知を繰り返していたが当たったのは今回が初であり、さらに東日本大震災の予知も実は「関東~東海にかけての大地震」「東北はM6前後を繰り返しながら収束する」という内容であり、完全に的中させたとは言い難いと見る向きもある。

 

小林氏は批判に晒されることに嫌気がさしたのか、4月13日に

 

「こころなき人の攻撃を受け、ツイッターから撤退を余儀なくされました。今後、ツイートはできません。ブログのみでの発信となります」

 

と発言し、Twitterをやめてブログの有料記事のみで情報発信すると宣言した。だが、15日には小林氏を擁護するコメントをリツイートしており、完全にやめたわけではないようだ。

 

小林氏だけでなく、大震災を言い当てたと自称する予言者は国内外で雨後の筍のように次から次への出現している。独自のシステムや予言による地震予知は科学的根拠に乏しく、信頼し過ぎるのはいかがなものかと思う。だが、公的な研究機関ですら東日本大震災のような大地震を予知できず、結局は誰も科学的に地震を予知できないことが分かった今、いつ起こるか分からない大災害への心構えとして、21世紀の予言者たちの警告に耳を傾けてみるのもいいかもしれない。

 

■参考リンク

小林朝夫氏のツイッター

 

ブログ【【大地震警報・前兆緊急アラート】】

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佐藤 勇馬

フリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、WEBや雑誌などでネット、携帯電話、芸能、事件、サブカル、マンガ、宗教問題などに関する記事を執筆している。媒体によっては、PN「ローリングクレイドル」で執筆することも。今年1月に著書『ケータイ廃人』(データハウス)を上梓。 Twitterアカウントは @rollingcradle

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