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突如大ブームの「#グラドル自画撮り部」 “尻職人”倉持由香のしたたかな野望

最近、Twitterで「#グラドル自画撮り部」というハッシュタグが大きな話題になっている。100名以上のグラビアアイドルたちが、このタグをつけてスマホによる自画撮り写真をアップしており、グラビア界の新たなムーブメントとして大注目されているのだ。

このタグの発起人は「尻職人」の愛称で知られる倉持由香(22)。「グラップラー刃牙大好きアイドル=グラッドル」を自称する個性派グラドルだ。
スレンダーな上半身からは想像できない“ヒップ100センチ”の巨尻の持ち主である倉持は、以前からTwitterに自身のセクシーなお尻画像を頻繁にアップしていた。これが大好評となり、1日に1000人という驚異的なペースでフォロワーが急増(1月29日時点でフォロワー48000人超)。単にセクシーというだけでなく、画像に「尻職人の朝は早い」「進撃の巨尻」といったユニークなコメントをつけたこともファン拡大の要因となった。

これによって倉持は、自画撮りのアップに「新規ファンを獲得できる」「ファンが新しい“推し”を見つけられる」などといったメリットがあると確信。本人が他のグラドルの写真を見るのが大好きということもあり「#グラドル自画撮り部」を発足し、部長としてグラドルたちに参加を呼び掛けた。

これに呼応した巨乳グラドルの吉田早希(25)が副部長、ミス「FLASH」2014セミファイナリストの塚本舞(23)が書記、ネット常駐グラドルを自称する原田真緒(25)が監査長(主な仕事はエゴサーチ)に就任。全員が少々マニアックなマンガやアニメを愛するインドア派だが、その情熱と絆の強さは体育会系にも負けていない。

続いて魅力的なグラドルたちが次々と入部し、セクシー画像でタグを盛り上げることで輪が広がっていった。さらには、なぜか歌手のT.M.Revolutionこと西川貴教(43)も「タキシード仮面」という不思議な役職で入部。あまりの盛り上がりぶりに、おいしそうな地鶏の画像をアップする「グラドル地鶏部」なるパロディタグまで生まれ、それにグラドルたちが「地鶏なんかに負けない!私のもも肉だってジューシーなんだから」と対抗意識を燃やす謎の展開まで起きている。

今でこそ大盛況となっているが、一部では「グラドルがタダでセクシー画像をアップしたら写真集やDVDが売れなくなるのでは」との心配の声もあった。しかし、倉持はネットの活用で知名度を上げたことが功を奏し、昨年発売したDVDがアマゾンのランキングで初の1位を獲得。自画撮りでファンに楽しんでもらうことが「売上にもつながる」ということを証明した。

この盛り上がりのウラには、グラドルたちの厳しい状況がある。昨今はAKB48をはじめとしたグループアイドルが隆盛し、かつてはグラドルの主戦場だった青年マンガ誌や週刊誌のグラビアまで占拠している。さらに出版不況によって雑誌そのものが苦境に立たされ、写真集も容易には出せなくなった。それはグラドルたちの活躍の場が失われていることを意味する。すでに売れているグラドルならまだしも、新人はグラビアファンの目に触れることすら困難な状況だ。

倉持は「グラビアは『知名度を上げる手段』ではなく『芸能界での目標』なんです」と言い切るほどグラビアを愛しており、この厳しい状況の中で「またグラビアにグラドルがちゃんと載れる時代を復活させる」ことを目指している。だからこそ、本来ならライバルとなるはずの他のグラドルたちを巻き込み、新人のステップとしても活用できる自画撮りブームでグラビア界全体を盛り上げようとしているのだ。Twitterでは早くも「自画撮り部で知った子のDVDを買いました」といったファンの報告があり、その効果は確実に現れているようである。

ネットでの注目度が急上昇した倉持は、新年早々に念願だった「週刊プレイボーイ」(集英社)登場を果たしており、既存メディアとネットの「相乗効果」を生みだすことにも成功した。また、倉持は自画撮り公開の意義について「まず興味を持ってくれる母数が増えないとDVDを買う・買わないの選択もしてもらえない」とブログに記しているが、これはウェブマーケティングの観点からも「正しい」と識者から評価されている。

グラビアの枠を超えて注目を集める自画撮り部。「グラドル復権」という夢に向かって走り出した彼女たちのアツい部活動から目が離せない。(佐藤勇馬)

参考リンク:#グラドル自画撮り部 の部室 http://jigadori.fkoji.com/

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佐藤 勇馬

フリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、WEBや雑誌などでネット、携帯電話、芸能、事件、サブカル、マンガ、宗教問題などに関する記事を執筆している。媒体によっては、PN「ローリングクレイドル」で執筆することも。今年1月に著書『ケータイ廃人』(データハウス)を上梓。 Twitterアカウントは @rollingcradle

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