アンドロイドアプリレビュー

“人工無脳”のツンデレ少女と会話するアプリ 「殿下」の斬新な面白さ

人工知能を搭載した会話アプリは定番ジャンルだが、“人工無脳”少女とのコミュニケーションが楽しめるという、一風変わったアンドロイドアプリが「殿下」だ。人工無脳とは文字通り知能を持たない会話プログラム。“知性”や“人間らしさ”がいつか宿ることを願って「殿下」と名づけられたそうだ。

ほとんどが会話にならないやりとりの中、突然真っ当な応答をすることがあり、そこに現れる「殿下」の気持ちをさぐるのが本アプリの醍醐味と言える。

名前を登録すると、早速殿下が登場。透き通る白い肌に青い瞳をパチパチとさせている。週末の昼間にアプリを起動したところ、「おそよー わたしはまだ眠いぞ。」と、そこまでズレた挨拶をしている風には見えない。同じように「おそよー」と応じると、「(殿下が口にする“だまれ小僧”は、へたっぴな愛情表現なのだと気づいてほしい)」と、自分の属性がツンデレであることを予告するような口ぶり。その後も、

――趣味は?
「ちょっと何言ってるか分からないです。
――土曜日
「かかってこないのか?では、わたしからいかせてもらおう」
――おっぱい
「お前は何を言っているんだ?」
――おもてなし
「なるほど、まったくわからん」

と、およそ会話とは呼べないやりとりがしばらく続く。

と、思っていた所で、「寒いね」と言ってみたところ、「温めますか?……レンジで。」と突然皮肉の利いた返しをしてきて笑ってしまった。

他にも、「かわいいね」「おおきに!ぶひ」、「眠いね」「そっちが寝るなら、わたしも寝よーかなー」と、我に返ったように自然な応答をしてくることが時々あり、その度に無駄にテンションがあがってしまった。ユーザーレビューには

「会話で的が当たったときは思わずニンマリ」

と書かれているが、まさにその通りだ。画面を右にフリックすることで、これまでの殿下との会話ログもチェックできるので、見返して楽しむのもいいだろう。

会話ロボット的なアプリと言えば、政治的に偏った回答をしたり個人情報を抜いていると話題になった人工知能彼氏「理想の彼氏メーカー」なども注目されたが、“無脳”と会話というのは斬新だし、そこから萌えを堪能できるというのはかなり意外な気がする。「殿下の精度を上げるよう努力します」と開発者が述べているが、引き続きこの路線で「殿下」が進化してくれることを期待したい。(近藤夢太)

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殿下

カテゴリ アンドロイドアプリレビュー,萌え
価格 無料
デベロッパ名 Garagaradon LLC

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