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「ドコモ版iPhone」は“他社より割高”に!!? 米国ではiPhone販売で大赤字のキャリアも

「ドコモ版iPhoneが発売確定」というニュースから数日が経ち、様々な憶測が飛び交っている。Galaxyシリーズを販売するサムスンは今回の報道に激怒しているとも伝えられており、各端末メーカーの間にも動揺が広がっているようだ。

また、ドコモとアップルとの条件面での折り合いについても注目が集まっている。iPhone販売台数のノルマについては、ドコモの加藤薫社長は「販売数全体の2~3割程度なら受け入れる」と以前から発言していたこともあり、500万台前後の販売で合意したといわれる。また、「ドコモはdマーケットをiPhoneで使えるようにすることでアップルと大筋合意した」との報道もあり、「土管化は避けたい」というドコモの思いは取りあえずは汲み入れられたと見るべきだろう。

一方で気になるのが、Android陣営に与える影響だ。市場調査会社のカンター・ジャパンによると、今年4月~6月にスマホの新規契約や機種変更をした人のうち、iPhone5を選んだ人はauで64%。ソフトバンクでは91%という圧倒的なシェアとなっている。仮にドコモのスマホ購入者の半数がiPhoneを選択したとすればAndroid端末市場は急激に縮小する。既にNECがスマートフォン市場から撤退し、パナソニックも冬モデルでの販売見送りを決定しているが、国産メーカーへの影響は避けられないと見るべきだろう。

ドコモは「iPhoneを取り扱う一方で、ソニー、シャープ、富士通のスマホも重点的に販売する」という憶測や、「iPhoneの販売台数を抑えるために、あえて価格競争に参加しないのでは」といった、様々な予測がなされている。ドコモにとっての理想はdマーケットなど、自社サービスの顧客を可能な限り確保しつつ、iPhoneを取り扱うことでユーザー流出を防ぐというかたちだろう。auやソフトバンクよりもやや割高な価格でiPhoneを販売する可能性は大いにあり得る。

ただし、iPhoneを導入して失敗したキャリアの例もある。アメリカのキャリア第6位のLeap Wirelessは昨年夏からiPhoneの取り扱いをはじめたが、他のスマホと比べて2~3倍近い本体価格と高額な料金プランを設定したために、1億ドル規模のiPhoneの在庫を抱える苦境に陥っている。ドコモもiPhoneの販売戦略を1歩間違えば、かえって窮地に陥ってしまう可能性も十分あり得るのだ。

国産メーカーやユーザーにはあまり恩恵がなく、結局得をしたのはアップルだけ……という事態にだけはなってほしくないものだ。(岡嶋佑介)

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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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