アンドロイドアプリレビュー

寄付だけで「1万ドル」集めたデンマークのアプリ 「The Silent Age」の驚異的実力

過去と未来を行き来しつつ、人類を滅亡から救うというコンセプトのアドベンチャーゲーム「The Silent Age(サイレントエイジ)」がアンドロイドに登場。iOS版は既に大ヒットとなっていたが、アンドロイド版もリリース後約2週間で数万DLを超える人気となっている。

ホラーゲームの名作「サイレントヒル」を彷彿とさせるこのゲームは、デンマークの独立系デベロッパー・House  on Fireによる作品。英語版のみのため日本国内での認知度は低いが、海外のレビューサイトでは非常に高い評価を獲得。続編の制作資金として「2万5千ドルの寄付」をユーザーから募るといった試みも大きな話題となっている。

大企業のビルで働く清掃夫のジョーは、ある日、地下で瀕死の老父と遭遇する。彼はジョーに現在と未来を行き来できるデバイスを託し、息を引き取る。それを使い、40年後の未来へとタイムスリップしたジョーの目に映ったのは、荒廃しきった人類滅亡後の地球だった。1971年の過去と2012年の未来を行き来する独特な世界観に思わずひきこまれてしまう内容だ。

ゲームの操作としては、気になるポイントをタップし、アイテムをゲットしつつ話を進めていくというシンプルなもの。グラフィックの完成度も非常に高く、全編にわたり不協和音が鳴り響くダークな世界に没頭させられる。未来で行き詰まったら過去の世界に戻り、そこでアイテムを手にいれ再度未来へといった具合に、タイムトラベルを重ねつつミッションをこなしていくのがゲームの醍醐味だ。

話が進むにつれ、大企業のビルから警察、病院、ホテルとその舞台を変え、徐々に謎の核心へと近づいていくことになるジョー。かなりのボリュームの内容で、筆者も気づくと5時間ほどぶっ通しで遊んでしまった。言語は全編英語のみだが、さほどハイレベルな英語力が要求されるものではないので、ゲーム好きのユーザーならば支障はないだろう。

本アプリはシリーズ作となっており、今回はそのエピソード1。公式サイトでは冒頭に述べたとおり、次回作の制作資金を募っているが、目標金額2万5千ドル(約250万円)のうち、現時点で既に1万4千ドル(約140万円)の資金獲得に成功していることに驚かされる。寄付にあたってはペイパルを使用し、最低3ドルからの寄付が可能となっている。

公式ブログの情報によると「The Silent Age(サイレントエイジ)」はノルウェーで開催されたゲーム大賞「NORDIC GAME AWARDS 2013」において、“最もアーティスティックなゲーム”に選出されたとのこと。大賞には「Angry Birds Star Wars」や「Clash of Clans」といったメジャータイトルが並ぶ中、独立系デベロッパーの作品としては非常に名誉なことと言えそうだ。(近藤夢太)

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The Silent Age

カテゴリ アンドロイドアプリレビュー,ゲーム
価格 無料
デベロッパ名 House on Fire

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