アンドロイドアプリレビュー

苦境の「週刊誌業界」をさらに追い込むアプリ 「週刊誌が無料で読み放題」がDL数急増中

ここ数年、週刊誌の部数の低落ぶりが顕著になってきている。2000年下期と2012年下期の主要週刊誌6誌(ポスト、現代、文春、新潮、朝日、毎日)の実売部数を比較してみると、285万部から177万部と、実に108万部も減少している。近年のPCとインターネットの爆発的な普及により、活字メディアの置かれた状況が劇的に変化した結果と言えそうだ。

そんな苦境にあえぐ週刊誌業界にさらに追い討ちをかけるようなアプリのDL数が急上昇している。iOS及びアンドロイド向けのアプリ「週刊誌が無料で読み放題!」はその名の通り、主要週刊誌の記事を「急上昇」「週間ランキング」「殿堂入り」「週刊誌別」など様々なカテゴリから閲覧できるもの。先行リリースされたiPhone版はランキングで1位を獲得。後発となったアンドロイド版も既に5万DLを超える人気となっている。

まずはメニューの「週刊誌別」から読める雑誌をチェックしてみると、週刊文春や週刊朝日、日刊ゲンダイ、ダイヤモンド、アットDIME、日刊SPA!など、男性向けから経済、トレンドまで、様々なジャンルの雑誌に対応していることに驚かされる。

各雑誌をタップすると、新着順に記事が一覧表示される。読み終えた記事は、各記事の右側についた未読マークが消えるので、既読のものも一目で分かる点も嬉しい。

「キーワード検索」からは入力した語句から記事を検索することも可能。検索窓にはその時の人気キーワードが一覧表示されているので、こちらも参考にしつつ検索するといいだろう。また「殿堂入り」のコーナーには、直近で最も注目度の高い記事が掲載されている。原稿執筆時に1位となっていたのは、週プレNEWSが掲載した篠崎愛のグラビアだった。ユーザーレビューを確認してみると、

「色々な記事がすぐに見れるのが便利です」
「コンビニで立ち読みしなくて良いかも」

といった声が並んでいる。しかし、当事者である出版業界としてはどう見ているのか?

「その時の最大の“売り“の記事が、こうやって無料で公開されてしまうのは複雑な心境です。しかし、ネットで存在感をアピールしないと、雑誌の存在自体が忘れ去られてしまうのではないかという危機感も同時にある。また、こうした無料アプリの存在が雑誌のサイトのPV増加に少しでも貢献していることも事実ですし」

と、語るのは某雑誌編集部員。今後は、こうした無料アプリ「週刊誌が無料で読み放題!」とどうやって共存していくかが週刊誌業界のテーマの一つになりそうだ。(近藤夢太)

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週刊誌が無料で読み放題!

カテゴリ アンドロイドアプリレビュー,ニュース
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デベロッパ名 APP 2 ME

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