アンドロイドアプリレビュー

DeNA開発の“音楽でつながれる”SNSアプリ 「Groovy」の実力

無料通話アプリ「Comm」やSNS「モバゲー」を展開するDeNAが、今度はスマホを通じた音楽配信事業に参入し注目を集めている。アンドロイドアプリ「Groovy」は、ユーザー同士がつながることで、互いの音楽の趣味を共有できる“ソーシャルミュージック”という概念を取り入れたアプリ。単純に楽曲の購入ができるだけでなく、音楽プレーヤーとSNSが融合した新しいタイプのアプリだ。

まずは簡単なプロフィールを設定してアプリをスタートする。メニューの「ライブラリ」が通常の音楽プレーヤー的な機能を持つ部分。ここでは端末内に保存した楽曲をアーティストやアルバムごとに切り替えて再生することができる。アルバムアートや歌詞の自動取得機能が実装されており、気になる洋楽の歌詞も一発で自動表示されるため、非常に使い勝手が良い。

「サーチ」メニューからは、楽曲やアーティストを検索し視聴や購入を行うことが可能。約100万曲が用意されているとのことで、デイリー再生チャートの上位を確認してみると、きゃりーぱみゅぱみゅや西野カナ、家入レオ、サカナクションらの名前が確認できた。

気になる楽曲をタップすると、視聴・フル再生のメニューがあり45秒間の視聴は無料。フル再生(ストリーミング)はアプリ内で使えるチケットを一枚消費することで再生可能。チケットは17枚セットが99円で販売されており、ストリーミングであれば1曲6円以下で楽しめるという仕組み。さらに、気に入った楽曲はダウンロード購入することも可能。1曲150~200円程度の価格で提供されており、まずまず妥当な価格設定と思える。

本アプリでもう一つ特筆すべき点は、アーティストや楽曲の「ファンになる」という機能。これをタップすることで、ユーザーはファンページに参加でき、そのアーティストのオススメ楽曲やライブ情報など、様々な情報を入手できるようになる。さらに、趣味の合いそうなユーザー個人をフォローすることも可能で、ソーシャルを通じて自分の音楽の嗜好を広げることができそうだ。

全体的にはまだ楽曲の登録数が少ない印象も受けたが、音楽プレーヤー、SNS、楽曲販売といった特徴をバランスよく併せ持った、革新的なサービスが「Groovy」だと感じた。現状ではアンドロイド限定のサービスとして展開中。iOS向けは準備中となっているが、アップルは独自の音楽配信サービス「iTunes Store」を運営しているため、外部企業の楽曲配信事業の展開は難しいと言われている。その辺りの動向も含めて、このサービスの今後に注目していきたい。(近藤夢太)

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