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Googleの“次世代スマホ”「X Phone」登場で国内メーカーはさらなる危機に!!?

3月15日、サムスンの新型スマートフォンGalaxy S4が発表された。前作Galaxy S IIIと比べ、スクリーンサイズは4.8インチから5インチへと大きくなったが、端末自体のサイズはやや細く、薄くなったのが特徴だ。しかし、Galaxy S IIIから変わり映えのしないデザインや、飛びぬけたスペックや機能もないことから、ネット上では「期待外れだ」という声も浮上している。

そんな中、Galaxy S4を上回る期待と注目を集めているのが、Googleが買収した米・モトローラ社から発売が噂されている「X Phone」だ。内部リーク情報によれば、

・8コアCPUを搭載
・RAMや内臓ストレージ、本体カラーなどをカスタマイズできる
・SIMロックの解除機能がある
・Google Playストアでも販売される
・価格は199ドル(約19,000円)

などの情報がある。すでに本体端末と思わしき画像も流出しており、早ければ今年6月にも発売されるという。モトローラといえば一昨年から昨年にかけてGoogleによる1兆円という超大型の買収劇で注目を集めたばかり。買収が行われた当初は「Motorolaをえこひいきすると、Android端末の公平性が損なわれる」との理由で、Googleのバックアップによる強力な端末は出ないと言われていた。それが何故、今年になって「X Phone」の発表へとつながったのか。

最も大きな要因はGoogleとサムスンの確執だ。今月に入って、アメリカのWall Street Journal紙で「GoolgeがAndroid市場において独走するサムスンに対抗し、ほかのメーカーが競争力を持てるよう協力している」という報道があった。サムスンは新興国を中心に低価格端末で圧倒的なシェアを誇っており、Googleはサムスンに対してモバイル広告事業に食い込んでくる脅威を感じているという。一方、サムスンはNTTドコモやNECなどと提携し、独自のOSである「Tizen OS」の開発を主導。脱Androidへ向けた取り組みを図っている。

X Phoneの詳細なスペックは未だ未公開だが、200ドルを切る低価格で超ハイスペックという理想的な端末になる可能性は高い。もし、X Phoneが噂どおりの形で発売されれば、Android端末の勢力地図を大きく塗り替えることになりそうだ。これまでサムスンはiPhoneを強力にライバル視しつつ端末を開発してきた。しかし、まさか同じAndroid市場で強力な刺客が出てくるとは夢にも思わなかっただろう。また、サムスン以外のメーカーにとっても、X Phoneの登場は大いなる脅威になるに違いない。ネット上では既に「日本のAndroid端末メーカーにも大打撃になるのでは」といった声もあがっている。今後の動きに注目していきたい。(岡嶋佑介)

画像引用元:Android and Me

http://androidandme.com/

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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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