アンドロイドアプリレビュー

自殺や殺人などの“事故物件”を掲載 異色の不動産情報アプリ「大島てる」が密かな人気

これから春の引越しシーズンを迎えるが、新しい住居を探す際、家賃が異様に安い部屋には注意したほうがいい。「首吊りや練炭自殺、殺人事件の現場など、いわくつきの“事故物件”が密かに出回っていることがあります」と語るのは都内の不動産業者。

「ここ数年、特に増えているのがお年寄りの孤独死の現場となった物件。死後数ヶ月を経て発覚するケースもあり、腐敗臭がひどくて何度もクリーニングをした結果、相場よりかなり低い価格で提供されているケースもある」という。法律では事故物件の通知に関し明確な規定はなく、入居してからしばらく経ってはじめて、近隣の住民などから真実を告げられ愕然とする、といったケースも増えているようだ。

今回紹介するアンドロイドアプリ「大島てる」は、“本邦唯一の事故物件公示サイト”として有名な同名のサイトのアプリ版。GoogleMap上に事故物件の位置が炎上マークで表示され、それをタップすることで詳細を確認することができる。物件によっては建物の外観や事故に関する口コミも表示できるという、これまでに無かったタイプの地図アプリになっている。

アプリの動作は一般的な地図アプリと同様、ピンチイン・アウトの操作で気になる地域にアプローチしていくもの。東京都の場合、23区のほぼ全てで事故物件の掲載が確認でき、新宿区などの繁華街の場合、100メートル四方に複数の事故物件が並ぶことも珍しくはなく、殺人や死体遺棄などの犯罪がらみの物件も多数掲載されていることに驚かされた。

事故物件の一つをタップしてみたところ、その部屋では数年前に死体遺棄事件が発生したとのこと。詳細な住所や部屋番号まで掲載されているので、実際に引越しを検討している場合の参考にもできそうだ。また、ユーザーのコメント欄には、事故に関するニュース記事へのリンクが貼られている場合もあり、それを読めばいくら安くても絶対に住みたく無いと思えるような情報も掲載されている。

大島てるの歴史は意外に長く、サイト設立は2005年。当初は東京都内の情報のみを掲載していたが、現在は国内の主要都市のほか、北米やヨーロッパまで対応エリアを広げている。

「業界では“不動産版ウィキリークス”と呼ばれるなど、密かな注目を集めているサイトが『大島てる』です。情報の掲載に関して、家主から掲載中止要望が出るケースもありますが、管理者としては『情報を隠したがるような不誠実な大家は追放したい』との思いから運営を続けているとの話です」(前出・不動産業者)

メジャーな不動産情報アプリでは決して入手できない情報が得られるのが、アンドロイドアプリ「大島てる」だ。賛否は分かれるかも知れないが、従来はタブーとされていた事故物件情報を得られるアプリとして注目したい。(EXドロイド編集部)

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大島てる

カテゴリ アンドロイドアプリレビュー,交通/地図/旅行
価格 無料
デベロッパ名 Oshimaland

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