アンドロイドアプリレビュー

不要なアプリをリストラして楽しむ画期的アプリ 「めざせ!ブラック企業」が話題に

今、ブラック企業をネタにしたアプリが密かなブームになっている。極端な長時間労働や低賃金など、企業に対する問題認識が高まるなかで、今度はそれをジョークにしてしまおう、というムーブメントが盛り上がってきたと言える。アンドロイドアプリ「節電!スマホ快適タスクキラー☆めざせ!ブラック企業」も、そんな状況下で登場したアプリの一つだ。

EXドロイドではこれまで「社畜と化せ!!~俺の会社はブラック企業」や「ブラック会社診断-もうダメかもしれない-」など、ブラック企業を笑いにするアプリを紹介してきた。しかし、今回のアプリはさらにその上を行く、エキセントリックなアプリと言える。

このアプリは「めざせ!ブラック企業」と名乗っているが、実はよくできたタスクキラーアプリ。ゲーム感覚で無駄に動作をしているアプリを終了させ、スマホの動作を快適にするのが目的だ。

ストーリーとしては、ユーザーは“ブラック企業の社長となって売上を上げていく”のだが、“売上を上げる”とは、つまりスマホで無駄に動作(勤務)しているアプリ(社員)を停止させたり、不要なアプリをアンインストール(リストラ)することを意味する。

アプリを停止、アンインストールしていくことで売上がアップするが、コキ使われた社員は辞めていく。このとき提出された“退職届”は全30種類も用意され、コンプしていく要素もある。不要なアプリを削除する度に退職者が続出するので、気がつくどどんどんアプリを削除しまくっている自分に気づく。かなり中毒性の高いアプリと言える。

頑張ってアプリを削除しまくっていると、すぐにスマホ内のアプリは底をついてしまう。そこで次のステップとなるのが「新卒採用」のコーナーだ。ここで新しい無料アプリをインストールし、それをまたアンインストールするというループに突入する。

しかし、ここでさらに感心させられるのが、この無料アプリ一覧に表示されるアプリが全て広告としてスポンサーから提供されているものである点。ユーザーは売上アップ(アンインストール)のためにアプリをインストールするのだが、スポンサー側は「とにかくダウンロード数をアップさせて、自社アプリをランキングで目立たせたい」という動機でここにアプリを提供している。その両者の思惑を見事にブラックな手法でマッチングさせたのがこのアプリと言えるだろう。

退職者の数が増えるほど快感になるアンドロイドアプリ「節電!スマホ快適タスクキラー☆めざせ!ブラック企業」で不要な社員(アプリ)を追い出して、ついでにスマホもスッキリさせてみてはどうだろう。(matt)

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