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Googleのアプリレビュー「実名制」導入から1週間 ユーザーの反応は!!?

先週火曜日(11月27日)、Googleは突如、アンドロイドのアプリレビューの実名制を導入した。これまでは匿名で自由に書き込みが出来たレビュー欄が、Google+のアカウントが必須となる今回の措置には、「ユーザーから猛反発の声があがっている」と当サイトではお伝えした。

しかし、それから1週間が経過した今、ユーザーのレビュー投稿数が激減したかというと、そうではないようだ。

現在、Google playの「スタッフおすすめ」欄に掲載の「初音ミク ライブステージ プロデューサー」では、実名制導入前の11月23日~27日の5日間のレビュー投稿数が118件なのに対し、導入後の11月28日~12月2日は135件のレビューが付いている。また、当サイトで「高校生スマホユーザーに大人気!!?」と紹介した「性病危険度チェック」のレビュー欄をチェックしてみると、

「なかなか勉強になります」
「こういうアプリ大事」
「やば。病院行くわ」

と、12月に入ってからも相変わらずレビューが掲載されているのが確認できた。「性病チェック」という人にあまり知られたくない内容のアプリに関わらず、中には実名と思える氏名をさらし、顔写真付きで感想を書き込んでいるユーザーがいることには驚かされる。

「実名制の導入に関しては『想像したよりも影響は軽微だった』というのが業界の認識です。もともと、レビューを書くユーザーというのは全体から見れば少数派。書く人は書くし、書かない人は書かない。Google+が必須になって以降も、これまでレビューを書いていた層は気にせず書いています。もちろん、名前が公開されることを知らずにうっかり書いているケースもあるとは思いますが(笑)」(アプリ開発者)

また、どうしてもGoogle+アカウントを表示させずにレビューを書きたい人向けの裏ワザも存在する。

「スマホを一度初期化して、新規でGmailアカウントを取得してレビューを投稿すれば、今でもGoogle+とは紐づけずにレビューが書けます。その場合、投稿者名は『Googleユーザー』と表示され、匿名でのレビューが可能です。ただし、この方法が使えるのは一部の端末のみ。おそらくシステムのバグですので、しばらく経てば状況は変わるかもしれません」(前出:開発者)

Google+のユーザー数は今年9月の時点で4億人を突破した。Facebookの9億5000万人には及ばないが、一般登録の開始からわずか1年で、この成長率は凄まじい。今回のアプリレビューのGoogle+連動化に関しては、スパムレビュー退治の目的の一方、勢いに乗るGoogle+をなんとしてでも押し上げたいという意図も感じられる。

アメリカでは「Facebookのアプリセンターも実名制を採用しているので、レビューが実名制になるのがトレンドになるだろう」という声も上がる一方、日本ではまだまだ実名をWeb上に晒すことに拒絶反応を示す人も少なくない。Googleの対応が吉と出るか凶と出るか、さらなる動向に注目したい。(岡嶋佑介)

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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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