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女子中高生に蔓延する“エロ写メ”交換 米国では「セクスティング」として社会問題化

近年、若者の間で「セクスティング」と呼ばれる行為が流行し、米国などで社会問題となっている。聞きなれないワードだが、これはスマートフォンやスカイプなどを通じ、互いの意思で裸体を見せたり性的な写真を送り合ったりする行為。ショートメッセージでテキストをやりとりすることをテキスティングというが、そこに性的要素が加わった行動をセクスティングと呼ぶようになった。

今年、米・テキサス大学は高校生約1000人を対象に「セクスティング」の調査を実施。その結果、全体の約30%がネットを通じて自分のヌードまたはセミヌード画像を送ったことがあることが判明した。日本でも数年前から中高生を中心に広がっており、恋人同士はもちろん、実際に会ったことのないメル友やスカイプ仲間の間で「セクスティング」が行われることもある。

日本では90年代にケータイが普及したころから「エロ写メ」が流行し、アダルトの人気ジャンルの一つになった。恋人同士でヌード画像などを送り合った経験を持つ人は多いと思うが、最近はスカイプなどによって画像だけでなく動画による「セクスティング」も可能になった。生まれた時からネットが身近にあるデジタルネイティブ世代にとっては、日常的な性行動の一つとなっており、特に性に関心が高い女子中高生の間で定着しつつある。LINEの爆発的な普及が伝えられる中、この流れはますます加速していくと見て間違いないだろう。

しかし、恋人同士が互いの意思で密かに楽しんでいる分には問題はないだろうが、全くの他人の間でも行われており、デジタルだからこそのトラブルも起きる。ウイルス感染や交際のトラブルなどが原因となり、データのネット流出が起きるケースは枚挙にいとまがない。また米国の最新の調査によると、ネットに掲載されたティーンエイジャーの性的な写真や動画の88%が転載サイトに収集され、さらに拡散されているという。流出や本人の意思で掲載された写真だけでなく、なかには盗難されたケータイから収集された写真もあったようだ。

日本でも流出や転載は深刻化しており、セーフサーチをオフにしたGoogleの画像検索に「エロ写メ+○○」と入力するだけで、女子中高生と思われる少女たちの自画撮りヌードが大量に出てくるという事態になっている。デジタルの恐ろしさは、一度外部に出したデータは本人によるコントロールがきかなくなってしまうところ。さらに転載の繰り返しによって容易に拡散され、回収や消去は永遠に不可能になってしまう。

今年10月、スカイプで通話中の女子中学生を言葉巧みに誘導してヌードにさせた男が逮捕された。これだけでも問題だが、男は動画配信サイト「FC2ライブ」を使い、この模様を生中継していた。この生中継は約2500人が視聴しており、複数人に動画が保存された可能性もある。実際、通報した男性は証拠として動画を保存していた。この女子中学生は、当日に初めてコンタクトを取った男と会話開始から約10分でヌードになっており、10代の間で「セクスティング」が一般化し抵抗が少なくなっていることがうかがえる。

デジタル技術の進化と共に新たな性行動の一つとして定着してきた「セクスティング」だが、多くの深刻な問題をはらんでいるのも確かなようだ。(佐藤勇馬)

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佐藤 勇馬

フリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、WEBや雑誌などでネット、携帯電話、芸能、事件、サブカル、マンガ、宗教問題などに関する記事を執筆している。媒体によっては、PN「ローリングクレイドル」で執筆することも。今年1月に著書『ケータイ廃人』(データハウス)を上梓。 Twitterアカウントは @rollingcradle

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