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ドコモにiPhoneは必要無し!!? 「実は業績絶好調」の衝撃データ

帝国データバンクが9月18日に発表した「全国『増収増益企業』実態調査(2011 年度)」によると、増収増益企業の中での売上高トップはNTTドコモであることが判明した。ドコモが発表した資料によればスマートフォンの販売台数が前年比3.5倍の885万台と好調で、音声収入は減少しているものの、パケット収入が前年比+8.8%と伸びている。純増数やMNPの転出ではau(KDDI)、ソフトバンクに水をあけられているが、ドコモはiPhoneがなくても順調に売り上げを伸ばしていことが分かった。

9月21日は、待望のiPhone5が発売される記念すべき日となった。筆者は家電量販店で購入したため、比較的スムーズに入手できたが、各地での行列や盗難騒動などを見ると、その人気は狂騒的ですらある。しかし、そのiPhone5が揺れている。

最も問題視されているのは、iOS6でGoogle Mapを排除してアップルが独自に導入したMap機能だ。地図がスカスカであると同時に誤表記も顕著で、とても実用レベルとは言い難い。一部の報道によれば「地図として使えない」といった苦情の声がソフトバンクやKDDIにも寄せられているという。

ほかにも「AppStoreが使いづらくなった」、「iOS6の文字入力レスポンスが少し遅くなったために、ミスタイプが多くなった」、「iOS6の連絡先のグループがひどく使いにくくなってる」など、ネット上ではユーザーからのiOS6への不満の声が目立つ。

過去にもOSアップデート直後にはこのようなトラブルはあったし、いずれは改善する問題かもしれない。しかし、今回の場合はかつてないレベルの不具合であり、ユーザーからの不満の声の大きさはアップル凋落の始まりを予感させる。なぜなら、このような中途半端な形でのリリースが、”スティーブ・ジョブズ不在”という事実を決定的に印象付けているからだ。「やっぱりジョブズがいないとダメじゃん」……そう思っているアップルファンは少なくないはずだ。

iPhone4のアンテナ問題のときはケースを無料配布する形で落ち着いたが、試験段階で発覚しづらいアンテナの問題と、リリース前からわかるMap機能の問題は、根本的に異なる。このままGoogle MapやYouTubeを基本アプリから外す”脱Google路線”を継続すれば、ユーザーの不満は高まるだろうし、元に戻せば「Googleから脱却しようと思ったけどやっぱりダメでした」と、アップルの力不足が露呈するだけだ。いずれにせよ、iPhoneやアップルの信用はガタ落ちになることは明らかである。

通信キャリアにとって、1つの端末メーカーに依存する怖さがここにある。iPhoneに販売ノルマがある(といわれている)以上、キャリアはユーザーの不満を聞きながらも売り続けなければならない。販売数が落ちれば、当然キャリア側で価格を安くするなどして、利益を削っていくしかない。これはまさに「iPhoneリスク」として抱え込むことになるだろう。iPhoneを導入しないのは「ドコモダケ」などと揶揄されることもあるが、今回のiPhone5のトラブルでドコモ経営陣は密かに笑みを浮かべているのではないだろうか。(岡嶋佑介)

データ参照:帝国データバンク

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p120904.html

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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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