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反日デモが続く中国  「現地ブログ」が発信する意外な真実

日本政府の尖閣諸島(沖縄県石垣市)国有化に反対して、中国各地で大規模な反日デモが続いている。一部は暴徒化しており、日本企業の工場やレストランなどが襲撃され、日本車が破壊される行為もあった。また、日本人がラーメンを顔にかけられたり、ペットボトルを投げつけられたり、突然足を蹴られて打撲傷を負った人やメガネを割られて奪われたという被害も報告されている。

もはや“日本人狩り”といった状況にも思えるほどであり、在中日本人の安否が気遣われている。一方、日本でも19日に神戸市の中華学校の校門付近で放火とみられる火災が起きるなど、反中感情の高まりが危惧されている。

この状況に対し、有名人や一般人がブログやツイッターで独自に情報を発信している。

活動休止中のロックバンド・爆風スランプのメンバーであるファンキー末吉(53)は、自身のブログで「日本政府のみなさん!!言っておきますが、この国って国際司法がどんな結論出そうが必ず『尖閣諸島は自分たちのもんだ』と言い張ります!!絶対に譲歩はしません!!まあこれは中国と断交覚悟で、尖閣諸島に自衛隊でも送り込んででも守るしかないわのう…」と指摘。彼は中国のミュージシャンと親交が深く、かつては中国人女性と結婚していた大の中国通である。

過激な言動にも思えるが、彼は「(日本国内で)中国人だと見たら優しくしてあげればいいのだ」とも主張し、無法状態の反日デモに対抗するためには日本が「文明国」としての毅然とした態度を取るべきだと語っている。過激化しているのは政府のプロパガンダに乗せられた一部の若者だけであり、同じ土俵に上がってはいけないという気持ちが彼の真意であるようだ。

また、中国で絶大な人気を誇るAV女優・蒼井そら(28)もメッセージを発信。中国版ツイッター「新浪微博(WeiBo)」で1300万人のフォロワーを持つ彼女は、14日に「日中友好」「中日人民友好」と毛筆で書かれた画像をアップした。日中の懸け橋になろうとした健気な行動だったが、15万件以上のコメントが殺到し大炎上。「もうあなたのファンはやめます」「信頼して欲しければ、まず日本製品をボイコットしろ」「南京大虐殺という過去の歴史をあなたは知っているのですか?」などといった批判が寄せられた。だが、なかには「日本人のことを好きな中国人もたくさんいます」「あんな行動を恥ずかしく思っている人もたくさんいるよ」といった好意的な意見もあった。

一般人が現地情報を発信するブログとしては、上海情報人気ランキング1位の「ポンコツ日本語教師のメモ in 上海」や、上海駐在員の妻が運営する「むーみんあい@上海で子育て」などが注目を集めている。現地ブログの大まかな声としては、あくまで騒いでいるのは一部のみで、中国の一般庶民や在中日本人は普段通りの生活を送っているようだ。両国政府の思惑や断片的なニュース映像で反日・反中感情が高まってしまう事の方が危険なのかもしれない。

領土問題という解決の難しい事柄ではあるが、両国の人々が結び付き平和的解決につながる手段として、ネットが役立つことを願いたい。(佐藤勇馬)

※一部記述を修正しました。(9月20日 19時40分)

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佐藤 勇馬

フリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、WEBや雑誌などでネット、携帯電話、芸能、事件、サブカル、マンガ、宗教問題などに関する記事を執筆している。媒体によっては、PN「ローリングクレイドル」で執筆することも。今年1月に著書『ケータイ廃人』(データハウス)を上梓。 Twitterアカウントは @rollingcradle

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