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オタクは巨大地震で生き残る!!? 異色の近未来小説「人類滅亡2012 マヤの予言は本当だった」が人気

スマホ向けのオリジナル電子書籍として出版された、近未来シミュレーション小説「人類滅亡2012 マヤの予言は本当だった」(iTunes版アンドロイド版)が、ジワジワと人気を伸ばしている。物語の主人公は千葉県在住の“キモオタ”30代男と、松戸市のメイド喫茶に勤務するツンデレ美少女。マグニチュード9の超巨大地震が東京を襲い、さらには富士山が大噴火。「マヤの予言」に描かれた世界滅亡のシナリオが進行する中で、アキバ系の男女が強くたくましくサバイバルしていく様子を描いた異色のファンタジーノベルだ。

「超巨大地震はいつ起きても不思議ではありません。むやみに危機感を煽るのは良くないとも言われますが、東京スカイツリーが真っ二つに倒壊するほどの烈震が首都を襲い、富士山が大爆発したら、何が起こるのかは知っていたほうがいいに決まってます」と語るのは、この小説の著者・櫻井香氏。

「主要登場人物をアキバ系にしたのは、彼らがどんなときもマイペースだからです。大災害に襲われた場合、必要以上に慌てたり、逆に強がったりする人ほど危険なんです。映画『13日の金曜日』でも最初に殺されるのはマッチョなアメフト部員です。青白い顔のメガネ君は最後まで生き残ります。冷静さを失わないことが最も大事だというメッセージを込めました」

壊滅状態に陥った東京では、国会議員の半数以上が絶命。政府は大阪に臨時政府を立ちあげて対応に務めるが、混乱に乗じて中国やロシアなどが日本侵略を開始。巨大地震は日本列島のみにとどまらず、米国や中東でも連鎖的に発生。やがて世界的パニックが発生し、大混乱の中で核兵器が飛び交う世界最終戦争へと突入するという壮大なスケールの物語だ。

「ストーリーの参考にしたのは1973年の映画『日本沈没』です。藤岡弘といしだあゆみが湘南の海辺でセックスしている最中に、伊豆の火山が噴火する場面はスペクタル映画史に残る名シーンです。洋画では『マッドマックス2』の世界観も参考にしました。文明が崩壊した世界でモヒカンのマッチョがのさばる光景を、現代のニッポンに置き換えてみたらどうなるか。ワンフェス帰りのコスプレイヤーたちがガレキの街を歩く姿を思い浮かべながら執筆しました」

フリー編集者として活躍する櫻井氏はこれまで、オカルト系の書物の編集も多数手がけてきた。

「マンガチックな場面が大量に出てきますが、地球規模の大災害が起こる過程はこれまで集めた膨大な資料に基づいています。また、巻末の付録ではマヤの予言や“フォトンベルト”など、ネットでも盛んに喧伝されている終末論を詳細に解説しています」

そんな具合にオカルト系知識とトンデモ地球物理学がふんだんに盛り込まれた異色の作品となった本作だが、全20点にも及ぶカラーのイラストも見応え充分だ。

「作画したのはレースクイーン出身のイラストレーター・天野由加里さん(公式ブログ)。美貌とは裏腹にガチでオタクという一風変わった女性です。『北斗の拳』が大好きな彼女なら、この作品をうまくビジュアル化してもらえると思いお願いしました。特に自信作と言えるのが、東京スカイツリーの倒壊場面のイラスト。全長634メートルのタワーが、あっけなくポキリと折れる瞬間を絶妙な脱力感で描いてます」

現在、iTunesのブックカテゴリでは注目の新作に掲載されている本書。ユーザーレビューを確認してみると、

似たようなタイトルの本は多いがこれはかなり異色。普通に読み物として楽しめた。
ストーリー仕立てなので読みやすかったです。キモオタと超絶魔法メイド(だったっけ?)が気に入りました。

といった声が掲載されている。「人類滅亡2012 マヤの予言は本当だった」は現在、セール価格としてiTunes版が85円、アンドロイド版が99円で発売中。スマホならではの気軽さでダウンロードして読んでみたい一冊だ。(EXドロイド編集部)

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