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ドMならタクシー運転手を目指せ!!? 年収800万円稼ぐ「カリスマ運転手」志茂田景樹の息子(36)を直撃

直木賞作家・志茂田景樹さん(72)の次男でタクシー運転手の下田大気さん(36)が、自身のタクシー乗務経験などをまとめた著書「タクシーほど気楽な商売はない!」(光文社)を出版した。スタイルの良さと赤髪のファンキーな風貌が父親を彷彿とさせる大気さんは、これまで俳優業や企業経営などを手掛けてきたが、いずれも失敗を繰り返してきた。

しかし、2009年にタクシー業界に入ると1ヶ月で300人中トップの成績を獲得。その後、業界トップクラスの年収800万円を得るほどとなり、「タクシー業界の申し子」「カリスマ運転手」と呼ばれるようになった。同書は業界で成功を手にした大気さんが、タクシー運転手という“おいしい仕事”を勧める指南書の側面もある。そんな大気さんに知られざるタクシー業界の内幕を聞いた。

――世間的に見てタクシーは身近な存在ですが、労働環境はあまり知られていないと思います。どんな利点があるのでしょうか。

まず自由な時間ができるという点ですね。1ヶ月の乗車上限時間が決められていて、基本的に最大で月に13日しか働けません。つまり、残りの17~18日は休みです。そのうえ、仕事中の動き方から休みの入れ方まで自由に決めることができます。

――収入面ではどうですか?

給料は歩合制ですから、働いて結果を出せば普通のサラリーマンより多く稼げます。自分は年収は800万円くらいですが、今の法律だとそれくらいが稼げる上限なのでトップクラスだと思いますね。ただ、「ナイト」という夜だけのシフトだと900万円くらいはいくかもしれません。僕は気楽にやりたいのでナイトはしませんけど。

――休日はまとめてとることもできるのでしょうか。

まとめてとっても大丈夫です。月の最初と最後にまとめて勤務して、休みを1週間とか2週間とか連続でとることができます。運転手の中には、冬は1ヶ月休んで山に行くなんて人もいますよ。個人タクシーだったら何の縛りもありませんから、3ヶ月くらいガッツリ仕事して1ヶ月まるまる海外に長期滞在したりってこともできます。

――実は、大気さんはタクシー業の他にラーメン店を3店舗経営しているとのことですが、オーナー業とタクシー運転手の兼業というのは可能なんでしょうか。

全然可能ですね。兼業でやっている人はたくさんいます。ミュージシャンや役者とかも多いですし、前はお笑い芸人もいたそうです。僕も今後は俳優業やタレント業を再開させたいと考えていますので、その辺は全く自由ですよ。

――勤務中に決められた休憩時間を必ず使い切らなければいけないというのも初耳でした。

昔は休憩を少なくして長く働けたみたいなんですけど、今はコンプライアンスが厳しくなってますね。深夜バスの事故などもありましたし。

――タクシー運転手になったのは、どういういきさつだったんでしょう?

昔からタクシー運転手をやってみたかったという気持ちがありました。高校時代からバイクに乗ったりして道は詳しかったんで。でも、普通はタクシー運転手になるきっかけってないじゃないですか。それを与えてくれたのが先輩でした。

――業界に入ってから「自分に向いてるな」と思いました?

そうですね。知らない土地に行くと好奇心でワクワクするんですよね。あと、その街の流れっていうか、ここはサラリーマンが多いからランチはこういう店に大勢入ってるなとか、そういう情報を溜めこんで仕事に応用できますし。楽しみながら収入を上げるノウハウを身につけることができました。

――タクシー運転手は離職率が高く、大変な仕事というイメージがあります。

年配になって入ってきた人にはキツイかもしれないですね。若者が次の目標に向けての通過点としてタクシー運転手をやったら楽しいでしょうけど。もしくは、若いうちに個人になりたいとかって目標があれば。

――大気さんは髪を赤く染めていますけど、会社やお客さんから何か言われることはありますか?

厳しい会社は厳しいですけど、自分が所属している会社は何も言いませんね。今回の本でメディア露出したことで、髪の色のことでネットの一部で叩かれてるみたいなんですけど、実際に利用してくれるお客さんは全く気にしていないようです。むしろ若い人たちには評判がいいですよ。接客をちゃんとしていれば、トラブルになることもありません。

――今回、タクシー運転手の経験を本にまとめてみようと思ったきっかけは?

業界に入った時点で本にしたいと思いましたね。あと、作家である父親をどこかで意識していた部分もあります。

――お父さんと同じ小説家を目指してみたいという気持ちは?

それもありますね。タクシーを題材にした刑事モノの小説を書いてみたいです。業務をしていると、犯罪のにおいがプンプンするようなお客さんを乗せることもあるんですよ。後部座席でお客さんが犯罪に関連した話をしているいる時、もし自分が刑事だったら捕まえられるなとか考えてしまいます(笑)。

――全国のタクシー運転手の平均年齢が50代半ばという高齢業界になっていますが、大気さんは若者にこそタクシー業を勧めたいそうですね。

若くても年配でも歩合は一緒ですから、頑張れば若者の方が絶対に稼げます。後輩の20代のドライバーは、道も分からない状態から僕がノウハウを教え込んで、1年半で年収500万くらい稼ぐようになりました。今の時代、20代でそれだけ稼げる職業ってあまりないんじゃないでしょうか。若者が入ったら「おいしい商売だな」と思うはずですよ。

――それでも若い人が入ってこない理由は何だと思いますか?

大変な仕事というイメージがありますし、よく利用する割りに業務の実態が知られていないからでしょうね。今回の本を入り口にして、若い人達にタクシー運転手が気楽でおいしい商売ということを知ってほしいです。

――といっても、誰もが大気さんのように成功できるわけではないと思います。タクシー運転手に向いている人というのは、どういう人でしょうか?

SかMかだったら、Mの方が向いてますね。お客さんに何を言われても「ハイ」といわないといけませんし、お客さんの態度が悪いとか運転で横入りされたとか、ちょっとしたことでイライラしていたらやっていけません。そういうことに慣れていけば、人間的にも大きくなれますよ。あと、少しでも年収を上げようとする向上心がないとダメです。

――今後もタクシー運転手をやめるつもりはない?

好きなのでやめるつもりはないですね。もし他の仕事が今以上に忙しくなっても、月に2、3回くらいは乗りたいです。

――タクシー運転手を目指す人達にメッセージをお願いします。

タクシー運転手は、夢をかなえてくれる商売だと思います。次の目標のためのステップにするなら最高の仕事です。お金が貯まるし、空いてる時間にスキルアップの勉強もできますから。タクシー会社も若い人材を求めてるので、ぜひチャレンジしてほしいですね。今回の本に書いたことをベースに、自分でアレンジした勝利の方程式を編み出してガンガン稼いでください。業務中に女性客と仲良くなって合コンに誘われたり、出会いもありますよ(笑)。

(佐藤勇馬)

■参考リンク:
タクシーの申し子 カリスマ運転手【下田大気】の日々のブログ

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佐藤 勇馬

フリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、WEBや雑誌などでネット、携帯電話、芸能、事件、サブカル、マンガ、宗教問題などに関する記事を執筆している。媒体によっては、PN「ローリングクレイドル」で執筆することも。今年1月に著書『ケータイ廃人』(データハウス)を上梓。 Twitterアカウントは @rollingcradle

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