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ドコモ“spモード障害”で加速する「脱キャリアメール」の動き

7月25日、NTTドコモの「spモード」で自分のメールアドレスを変更しようとすると、ほかの人のアドレスが変更されてしまうという障害が発生、約1,000人が実際に書き換えられてしまうという障害が発生した。サービスを管理しているサーバーのソフトを更新した際に設定を誤ったのが原因、とされている。

NTTドコモの加藤社長は「昨年末のような、メールのやり取りをする部分の障害ではないがユーザーを特定して個別対応を進める」と説明し、謝罪した。今回のトラブルでは、spモード設定を変更するためのパスワードが他人のものと一致した場合、変更が可能になっていた。この設定変更用のパスワードは、初期設定の「0000」のまま利用しているユーザーが過半数を超えており、それが被害を拡大させた一因にもなっている。

当サイトでは以前の記事「spモード障害に続き『脱Googleアカウント」を唱え始めたドコモの迷走』」でも触れているように、昨年末にもspモードのメールアドレスがシャッフルされるという不具合があったばかり。トラブルが頻発すればユーザーからそっぽを向かれるのも当然のことだろう。ネットでは、「ドコモオワタw」「新サービス パス変えホーダイ(笑)」と揶揄され、ドコモ叩きの声は大きくなるばかりだ。

ユーザーが離れていくだけならともかく、このようなトラブルは非常に重大な問題だ。電気通信事業法では「基礎的電気通信役務を提供する電気通信事業者は、その適切、公平かつ安定的な提供に努めなければならない。(第二章 第一節 第七条)」と定められており、通信トラブルは御法度。川端達夫総務相が今回のトラブルに対して「あってはならないこと」と厳しい見方を示しており、今後も続くようであれば、管轄する総務省からなんらかのペナルティを課せられても不思議ではない。

一方でスマートフォンユーザの中には「もうキャリアメールは使わない」という声も増えている。

「スマホの台頭でキャリアメールを使う人は確実に減っています。Android端末はGmailアカウントが必要になるので、そのままGmailを使っている人も多いですし、LINEが普及したこともあって、簡単なやり取りではメールを使わない層が増えています」(ITジャーナリスト)。

キャリアメールは、キャリアを変更するとメールアドレスを変えなければならない、1つの端末でしか受信ができないなど、不便な点が多い。GREEやmixiなど、キャリアメールを入力しないと登録できないサービスもまだあるが、いずれキャリアメールは衰退する、という見方は強い。

通信トラブルは、なにもメールに限った問題ではない。ユーザーとしては「spモードのパスワードを変更しておく」といったことはもちろんだが、「キャリアメールを使わない」ということが最大の自衛手段なのかもしれない。(岡嶋佑介)

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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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