アンドロイドアプリレビュー

「虚構新聞」公式アプリが登場 「目標会員数100人」の有料メルマガも

「実際にありそうで実は存在しない」ネタを配信する「虚構新聞」の公式アプリのアンドロイド版がついにリリースされた。虚構新聞といえば今年5月には「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」というネタを掲載し、これがTwitterなどで爆発的に拡散。ウソ記事であったことが判明すると、釣られた人々が「混乱させられて迷惑」、「デマを流しているのと同じ」などと虚構新聞に怒りをぶつける事態となり、前代未聞の公式謝罪を行ったことも注目を集めた。

そんな虚構新聞の公式アプリ。さっそく起動してみると、「赤ちゃんポストに赤ちゃんパンダ 熊本」、「AKBの寝具セット発売中止に ファン落胆」、「国民の生活が第一ではない 小沢新党に民主が抗議」といった具合に、おなじみの虚構ネタがスマホの画面で見やすく表示される。編集部的に気になった記事「脱法ハーブの恐るべき実態 体験者に聞く」というインタビューを読んでみると、

――まじゅ、さいしょにお聞きしらいのれすが、らっぽうハーブを使いはじめらきっかけは
――なるほろ。それがきっかけでらっぽうハーブを。
――らっぽうハーブを使うと、ろんな気持ひにらるのれるか

と、インタビュアー自身がハーブの影響でラリってしまっている様子が克明に記録されていた。今回のアプリはカテゴリごとの閲覧のほか、TwitterやFacebookでの記事共有ができるなど、機能的にはごくシンプルなもの。しかし、興味深いのは「読者の声」のコーナー。ハーブの記事の場合、「お前が吸っとんのかい!」といったツッコみや、「筒井康隆の小説に似てる」「スネークマン・ショー『警察だ』」といった鋭い指摘が入るなど、さすがに虚構新聞の読者はレベルが高いと思わされた。

虚構新聞の社主を務めるUK氏は1980年生まれ。英国オックスブリッジ大学教養学部修士課程修了。大学院生であった2004年に虚構記事を配信するウェブサイト「虚構新聞」を設立した。今回のアプリのプロデュースを行った株式会社まさかの孫良氏によると、「既存メディアの報道姿勢に疑問を持つ人々が増え、何が本当なのかが分からなくなっている現代社会。ウソニュースの価値は日に日に重要性を増しています。どのメディアを信じればいいのか分からなくなったら、ぜひ『虚構新聞』をチェックしてみてください」とのこと。

また、今回のアプリのリリースに先立ち、虚構新聞では有料メルマガ「虚構新聞友の会」(600円/月)の発行も開始した。あの虚構新聞が有料メルマガなんて、ネタじゃないのか? と一瞬思ったりもしたがUK氏のコメントによると、「私たち虚構新聞社は、経営基盤を強固にするとともに、読者というお客様の声を謙虚に耳を傾けることが、メディアとして最も重要なことだと考えています。さまざまな分野のすぐれた人材のお力添えも得て、信頼されない言論・報道機関として、その使命を果たしていきます」とのこと。ちなみに、「当面の目標会員数は100名」というこのメルマガの今後にも注目したい。(EXドロイド編集部)

参照リンク:虚構新聞友の会会報(まぐまぐ)http://www.mag2.com/m/0001556730.html

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