アンドロイドアプリレビュー

スマホ電子書籍「覚せい剤100の真実」が異例の人気

現在、スマホ向け電子書籍で注目を集めているのが「覚せい剤100の真実」というタイトル。iPhone、アンドロイド向けに先月リリースされたこの書籍はiTunesのブックカテゴリで8位にランクイン。アンドロイド向けもカテゴリで7位に入るなど、セックスや恋愛ハウトゥー本が幅を効かせるスマホ向け電子書籍で異彩を放っている。

発行元の鹿砦社は、ジャニーズの個人情報を公開し訴訟騒ぎに発展した「ジャニーズおっかけマップ」で知られる老舗。昨年は東京電力関係者の自宅住所を公開した「東電・原発おっかけマップ」が、トーハン・日販等の大手取り次ぎ会社から全て「配本拒否」されたことも話題になった。同社で「覚せい剤100の真実」の編集にあたった、月刊誌「紙の爆弾」編集長・中川志大氏に話を聞いた。

この本には覚せい剤の密売方法から摂取の仕方、逮捕されるとどうなるか等、非常に詳しく書かれていますが、著者はどういった方なんでしょうか?
著者の西本裕隆氏は本職は鉄道ライターですが、地元・大阪の裏社会にも詳しく、2003年には出入国管理難民認定法違反で起訴されたり、たまたま手伝ったアルバイトが窃盗の手伝いで逮捕・収監されるなど、豊富な経験を持っています。そんな経験のなかで出会った人々についてレポートしたのが本書です。ちなみに、収監された経験をもとに「体験的獄中マニュアル」という著書も上梓しています。

「覚せい剤100の真実」には、覚せい剤を使用して覗きにハマる男や、ひたすら便所掃除にハマる人物の例など、つい笑ってしまうような話も出てきます。中川さんが個人的にこれは面白いと思ったエピソードは?
シャブにハマった釣り好きの男が、我慢できずにベランダで釣りを始める話も面白いですね。また、海外の諜報員に狙われる妄想に取り憑かれて、バズーカ砲まで手に入れてしまう男の話も興味深いと言えます。

月刊誌「紙の爆弾」では芸能人の薬物使用疑惑についても度々触れられていますが、ここ最近の芸能界のドラッグ事件の傾向のようなものはありますか?
ドラッグというと単純にアウトローの世界を想像しがちだし、実際アウトローを気取りたいがために覚せい剤を始めるパターンは多いと思います。しかし、最近は女性アイドルなど、タレントを管理する目的でドラッグが使われる傾向があるようですね。ハマらせて、言うことをきかざるをえない状況に追い込むわけです。これは本当に悪質ですよ。また、管理するということでいえば、ドラッグのほかにも借金が使われているようです。吉本興業が売れない若手芸人に「吉本ファイナンス」を通じて金を貸し、身動きがとれなくする、そんな実態を、現在発売中の「紙の爆弾」最新号では「夢を喰らう貧困ビジネス 吉本ファイナンス」としてレポートしています。

「タブーなきラディカルスキャンダルマガジン」を標榜する「紙の爆弾」最新号には、他にも「芸能界のドンの息子が恐喝された? 報道の裏に隠された暴行疑惑」、「原発フィクサーを証人喚問せよ」といった具合に他誌では絶対マネの出来ないタイトルが並んでいる。

「私たちは、3.11以前には東電の広告をもらいながら、雑誌ジャーナリズムがどうのこうの耳障りの良いことを言う人たちとは立ち位置を異にしています。むしろ、『ペンのテロリスト』であるほうがよっぽどマシだと思っています」(中川氏)。そんな具合に、馴れ合いに陥ったメディア業界をバッサリ切り捨てる鹿砦社が、電子書籍業界に殴りこんだのが、今回の「覚せい剤100の真実」と言える。今後、どんな危険な電子書籍が出版されるのか期待したい。(EXドロイド編集部)

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覚せい剤100の真実

カテゴリ アンドロイドアプリレビュー,電子書籍
価格 99
デベロッパ名 rokusaisha

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