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iPadの強敵だったはずの「ソニータブレット」 今や“ゼロ円”で投げ売り中

Sonyのタブレット端末「Sony Tablet Sシリーズ」がゼロ円で投げ売りされている。この製品は9.4インチ液晶を搭載したAndroidタブレットで、当サイトでも発売当時にレビューしたとおり、昨年9月に2画面を搭載した「Pシリーズ」と合わせて発売された。個性的な2画面折りたたみモデルのほうは若干クセがあり、万人向けとはいえないが、SシリーズはアップルのiPadに対抗する製品として期待されたソニーの世界戦略商品だ。

iPadと同様、ソニータブレットにも3GモデルとWi-Fiモデルがあり、そのどちらも現在、かなりの低価格で入手できる。3Gモデルはドコモの契約が必要になるが、MNP(携帯番号ポータビリティ)なら一括0円に加えキャッシュバックが付くショップもある。ネット上の声を拾うと、

「Tablet S が一括ゼロ円かつ月額費用もゼロ円だったので契約してきた」
「ソニータブレットも一括ゼロ円、月々割運用が凄いことになりますね! これでドコモは儲かるのでしょうかね」

しかし、こうした好条件にもかかわらず、あまり人気は集まっていない。携帯ショップでは、「安いといえば安いんですが、MNPが対象なのでお客様が少ない」といった声もある。たしかに、通話目的ではないのに、なぜ他社からの番号ポータビリティを受け入れているのか疑問だ。ソフトバンクから販売されているiPadの回線付きモデルではMNPを受け付けておらず、おそらく「とにかくMNP純増数を増やしたい」というドコモの思惑があるのだろう。

ネット回線が不要なユーザーには、無線LANで使えるWi-Fiモデルが格安で手に入るキャンペーンが実施中だ。アメリカン・エキスプレス・カードでは、6月17日までに特設サイトから入会を申し込み、3ヶ月以内に15万円以上利用すると、ソニータブレットが貰えるキャンペーンを実施中。入会金12,600円が必要だが、抽選ではなく全員にもらえるので、還元率を考えるとかなりお得だ。
また、ケイ・オプティコムではインターネット接続サービス「eo光ネット」ユーザーを対象に、半額以下の1万6320円で購入できるキャンペーンを6月から実施する。

ソニータブレットについてネットで調べてみると、ユーザーの満足度は決して低いわけではない。製品自体は悪くないのに、なぜこのような投げ売り状態になっているのだろうか。

「スマホではAndroidがiPhoneのシェアを逆転したと伝えられますが、タブレットの場合は依然としてiPadの一人勝ちが続いています。iPadは全世界で同一モデルを展開し、高解像度ディスプレイなど先端技術を搭載しながら、ライバルよりもかなり安い価格設定なのが強みです。今後、タブレット市場でもAndroidのシェアが増加すると予測されていますが、伸びが期待できるのは1万円前後の中国製タブレット。格安AndroidタブレットとiPadの2極化が進行すると見られています。ソニーはソフトウェアの開発力で劣り、価格競争力でもアップルに負けるという、ウォークマンでの失敗を繰り返しています」(音楽プレーヤーなどに詳しいITジャーナリスト)

iPadが強すぎるという見方もあるが、そもそもソニータブレットがあまり知られていないことも理由の一つだろう。業界関係者であっても、「そういえばありましたね」、「安いんですか、へえー」といった感じで、ソニータブレットを欲しいという声はまったく聞かれない。iPadより魅力に乏しく、知名度も低いのでは売れるはずがない。
当サイトでは先週、「東芝の“地デジ”搭載13インチタブレット 「8万円は高すぎる」とネットで酷評」という記事を掲載したが、ツイッターや2ちゃんねるなどから多くの反応があった。

「そろそろ日本人専用やめたら?」
「この手の製品でアップルは勿論、サムスンとかに打ち合って勝てるわけないのに何で作るんだよ」
「ソニーもそうだが、そもそも売れるわけがない製品を出す理由が分からない」

日本の成長を支えてきた大手電機メーカーが、大きな転換点を迎えていることは間違いない。上記のようなユーザーからの批判を跳ね返すような、画期的な新製品が出てくることを期待したい。(エックスドロイド編集部)

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