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東芝の“地デジ”搭載13インチタブレット 「8万円は高すぎる」とネットで酷評

パナソニック、ソニー、シャープが過去最大級の赤字決算となるなど、苦境が続いている国内家電メーカー。5月17日には東芝が「テレビの国内生産から撤退する」と発表した。東芝が国内で唯一、薄型テレビを生産していた埼玉県の深谷工場では今後、設計開発や保守点検業務などを行う予定だという。
かつて日本が立ち上げた半導体や液晶パネルといった電子産業が、韓国や台湾のメーカーに負けて、駆逐されるという悪循環が続いている。エックスドロイドでは、「売れるのは海外端末ばかり」 苦戦する“国産スマホ”の現状」として国産スマートフォンをめぐる厳しい情勢についてお伝えしたが、先週、発表された夏モデルにおいても、その傾向は明らかだ。ドコモはサムスンの新型GALAXYの予約が好調なほか、KDDIはHTCと国内向けスマートフォンを共同開発。各キャリアの看板となる最新スマートフォンは、サムスン、HTC、アップルと、完全に海外メーカーが主役となっている。このままでは、携帯端末の分野でも薄型テレビのように国内メーカーが衰退していくことは避けられないだろう。

しかし、スマートフォンでは完全に出遅れてしまったが、タブレットにおいてはまだチャンスが残されているとも思える。東芝は携帯電話事業から撤退したが、次世代の主力商品になりうるAndroidタブレット「REGZA Tablet」シリーズを発売した。世界中で大ブームとなっているアップルのiPadを追撃する商品として期待されている。

ラインアップは13.3インチ、10.1インチ、7.7インチの4モデル。なかでも13.3インチモデルは、1600×900ドットのIPS液晶ディスプレイを搭載、地デジ/ワンセグ内蔵、クアッドコア、64GBストレージなど最新パソコン並のスペックになっている。
しかし、ここで注目したいのはその価格の高さだ。量販店では10%ポイントが付くが約8万円、カカクコムの最安値でも7万円近い。新型iPadは16GBモデルが42,800円、iPad2は34,800円なので、東芝のタブレット1台でiPadが2台買えてしまう計算になる。国産のAndroidタブレットが欲しいと思っていても、この値段では躊躇してしまう人も多いだろう。予想通りツイッターでは酷評が相次いでいる。

「残念ながら東芝のタブレットの選択肢はないわ。明らかに高すぎる」
「高いよ!日本メーカーは本当にどうしようもないな」
「すげえセンスの悪さを感じるな。チューナー付きとはいえ値段がクソ高い。8万円といえばUltrabook買える値段」

最先端のスペックを詰め込んだのはいいが、高すぎて誰も買わなかったということにもなりかねない。この価格で大ヒットを狙うのは無理があるだろう。とはいえ、東芝にとっては、別の思惑もあるという見方もある。

「東芝は携帯電話からは撤退しましたが、アップルにフラッシュメモリを提供するなど、部品メーカーとしては存在感を持っています。単なるサプライヤーではなく、最新デバイスを搭載したデジタル家電を開発する能力もあるのが強みです。最新ノートパソコンやデジタル家電を製造することで、次世代を見据えたノウハウが蓄積できるのです。またドコモやauなどの携帯会社に、タブレットを納入するための実績にもなります。東芝自身、今回のタブレットがiPadのようにヒットするとは思っていないでしょう」(携帯業界に詳しいITジャーナリスト)

アップルのiPadがヒットを続けていることもあり、廉価で品質の良いAndroidタブレットに対する期待は大きい。テレビに替わる新しいデジタル家電として、タブレットは今後ますます注目されると予想される。先行き不安な船出となってしまったが、携帯電話や薄型テレビと同じ轍を踏まず、廉価で品質の高いヒット商品が登場することに期待したい。(エックスドロイド編集部)

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