アンドロイド関連ニュース

ドコモ社長「iPhoneは販売しない」とキレ気味で明言

5月16日、NTTドコモは2012年夏モデルの新商品発表会を行った。スマートフォン、タブレットなど全19機種が公開され、かねてからの噂どおり「Galaxy S3」も、ラインナップに加えられていた。

NTTドコモの山田隆持現社長は、発表会で“Googleアカウントを利用しない”「らくらくスマートフォン」の導入でシニア層にアピールするとともに、マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」など、コアなファンを持つコンテンツとの限定タイアップモデルも発表。他キャリアにはないサービスや端末で支持の拡大を狙う模様だ。

また、新サービスについては、個人向けのクラウドサービス「ドコモクラウド」を本格展開することを発表。話題の音声認識機能「しゃべってコンシェル」の機能もさらに向上させ、写真や動画を5GBまで保存できるオンラインストレージサービスも導入する。また、dメニューのコンテンツのマルチデバイス化も実施されることになり、購入した電子書籍やVIDEOストアの動画などを、ドコモのスマートフォンやタブレットで並行して利用できるようになる。これらは6月ごろから順次開始の予定。

特にアピールしていたのは「しゃべってコンシェル」に関して。発表に登場した渡辺謙さん、堀北真希さんの実演で、お互いの出身地や生年月日を聞いて回答が得られたことで、驚きの声が上がる一幕もあった。

さらに、角川書店と共同出資会社を設立し、スマートフォン向けに月額420円でアニメ動画が見放題になる「アニメストア」を7月から開始。約500作品/10,000エピソードを提供する予定だ。

また、今回の発表会で予期せぬハイライトとなったのが質疑応答のコーナー。テレビ東京の記者からの「iPhone導入の予定はあるのか?」との質問に、山田社長は若干ムッとした表情で「導入は難しい」と改めて回答。「ドコモ独自のサービスを展開していく関係上、やはりOSはAndroidを使って行きたい」と明言した。キャリアが土管化(通信インフラのみを提供する状態)することを警戒し、独自サービスの拡充に注力していくことを繰り返し明言しており、ドコモでのiPhoneの導入は絶望的と言っていいだろう。

今回の発表ではシニア向けの新料金設定以外は、料金体系に関する発表は特に無く、現在増え続けている他キャリアへの転出に歯止めがかけられるのかという懸念は残るが、スマホでの独自サービスの拡充を鮮明にしたドコモの今後に注目していきたい。(岡嶋佑介)

■訂正:本文中に「お互いの出身地や本名を聞いて」とあった部分は「出身地や生年月日」の誤りでした。訂正させていただきました。

››岡嶋 佑介の記事一覧

岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

おすすめサイト