アンドロイドアプリレビュー

恐怖感満点のサウンドノベル「煉獄のユリカ」の実力

心の中の深い闇を主題にしたAndroid向けサウンドノベル「煉獄のユリカ」が高評価だ。ある事故をきっかけに、見に覚えのない記憶が喚起されるようになった女子高生・ユリカを主人公としたサイコホラー物語。300枚以上にも及ぶ実写画像が収録され、恐怖感をあおるサウンド効果も満載、細部にまでこだわった作り込みで支持を集めている。

記憶の中に登場する女性も自らを「ユリカ」と名乗るが、その人物は全身アザだらけで、しかも赤ん坊。記憶の中の「ユリカ」による呪詛の言葉の数々を聞いているうちに、やがてユリカ自身に隠された残酷な事実と対峙することになり……というのが本アプリの概要だが、ゲーム序盤で人の髪が吊るされた祠(ほこら)でのイベントの時点で、「最初からクライマックス」と言いたくなるほどのオドロオドロしさだ。

靴を鳴らす音や草むらを掻き分ける音、祠の中での不気味なささやき声など、とにかく多種の効果音がその都度響き、筆者自身いちいち身をはずませてしまった。エンディングは複数用意されており、後になって全て閲覧することのできる「エンディングリスト」機能もあるので、やりこみ甲斐がある。

序盤~中盤にかけての、親友と街を歩いている最中にはぐれ、気がつくと祠にいたという辺りまでは王道の「ホラーアドベンチャー」と言える流れで、プレイ中に言い知れぬ「ゾクゾク感」が終始感覚を支配していた。後半の「やりすぎ」とも言えそうな展開や内容は、ホラーアドベンチャーというより、ジェットコースターのように終盤へ向かう長編小説を読んでいるような迫力があった。

そんな具合に、人間の内面の奥底にある「闇」の世界を体験したいという人にはぜひオススメのアプリが「煉獄のユリカ」といえる。通常は450円の有料アプリだが、4月23日までの間、「アンドロJapan」の特設リンクから無料でDLすることが可能。気になる人はぜひチェックしてみてほしい。(斎藤栄孝)

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煉獄のユリカ

カテゴリ アンドロイドアプリレビュー,ゲーム
価格 450円
デベロッパ名 U-WORKS

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