アンドロイド関連ニュース

クリスマスまであと10日 ネットに溢れる「リア充爆発しろ!」の声

クリスマスまであとわずか。今年のイブは土曜日ということもあり、カップルがホテルでお泊りするには最適な日程。まさに“性なる夜”となるであろうクリスマスイブを前に、Twitterでは「リア充爆発しろ!」「クリスマスは中止!」といった、非モテたちの恨めしい言葉が頻繁につぶやかれている。

ところが、国立社会保障・人口問題研究所が18~34才の独身男女を対象に行った調査によると、「男子61.4%、女子49.5%が恋人なし」だという。そのうち、童貞・処女であると答えたのは「男子36.2%、女子38.7%」。この時季、街に出れば仲よさげなカップルばかりが目につくように思えるが、実際は恋人がいない男女は少数派ではない。それどころか、独身の男女で童貞・処女であることすら珍しくないのが現状なのだ。

にもかかわらず、クリスマスに一人なのは人間失格という風潮が蔓延しているのはナゼか。
そもそも、クリスマスはキリストの生誕を祝う記念日であり、アメリカでは家族で過ごしたり教会に行ったり、恵まれない人々のためにボランティアに従事するといった過ごし方が一般的。キリスト教は性に厳格な宗教でもあり、カップルがセックスするためのイベントになっているのは、世界でも日本くらいである。

この背景には、日本人の大多数が無宗教であるため、クリスマスの華やかさだけを輸入してしまったという歴史がある。クリスマスの1週間後には、神社に初詣に行っているのだから、異常な宗教感覚だ。そして、バレンタインデーやホワイトデーのように、「プレゼントを贈る」「高級レストランで食事をする」「ホテルに泊まる」といった習慣を根付かせることで、消費者に金を使わせるという各業界の狙いに利用された面も大きい。

つまりは「クリスマスは広告代理店の陰謀」「洗脳された愚民たちの散財イベント」であり、こういった低俗なイベントに乗らない人々こそ、選ばれた優秀で賢い日本人である!

…といっても虚しさは全くぬぐえず、クリスマスイブに予定がないという事実は男女ともに心に重くのしかかる。恋人がいなくても少数派ではないことが調査で証明され、「非リアで何が悪い!」と開き直ってみても、クリスマスを盛り上げる街なかのイルミネーションやメディアの演出は、容赦なく非モテの精神を汚染していく。何も悪いことをしていないのに、どうしてこんなに苦しめられるのか…。快楽という罪に溺れるカップルたちによって、純粋な心を槍で刺し貫かれる非モテこそ、現代のキリストではないだろうか。(佐藤勇馬)

››佐藤 勇馬の記事一覧

佐藤 勇馬

フリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、WEBや雑誌などでネット、携帯電話、芸能、事件、サブカル、マンガ、宗教問題などに関する記事を執筆している。媒体によっては、PN「ローリングクレイドル」で執筆することも。今年1月に著書『ケータイ廃人』(データハウス)を上梓。 Twitterアカウントは @rollingcradle

おすすめサイト