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スマホの行動監視ツール「Carrier IQ」 国内端末からも発見!!?

「Carrier IQ」が今、世界中で問題となっている。Carrier IQは、スマートフォンに仕込まれている、使用履歴を記録して送信するソフトウェアのこと。どの程度の情報まで収集しているかは端末によって異なるものの、発着信履歴やキー入力内容、GPSによる位置情報など、理論上はスマートフォンで行うすべての操作を記録することが可能だという。

この、Carrier IQが世界で何百万台というスマートフォンに仕込まれていることが判明している。Android、BrackBerry、そしてiOSと、OSを問わずCarrier IQが見つかっており、どれも容易には削除できない奥深くに組み込まれているという。Androidで報告例が上がっているのはアメリカのキャリアで販売されている、HTC製およびサムスン製のスマートフォン。さらに、日本国内でもauの「htc EVO WiMAX」に組み込まれているという報告がネット上にあがっている。iOSでは設定を変更するだけでほぼ無効化できるようだが、Androidの場合はRoot権限を取ったうえで削除しなければならず、さらに削除時に端末に不具合が起きる可能性があるというから、どれだけガッチリOSに組み込まれているかがわかるだろう。

ウィルスでいうところのキーロガーの動作をする、このようなソフトがなぜ入っているのだろうか。ソフトを提供するCarrier IQ社は「携帯端末から情報収集してネットワークの品質管理をするため」と公表し、個人情報を収集しているわけではないとしている。しかし、現実問題として情報が送られている以上、そのような公式発表だけでは到底信じられる話ではない。

このCarrier IQを発見したのは弱冠25歳のセキュリティ研究者Trevor Eckhart氏。彼がアップしたYouTubeの動画を観れば、Carrier IQの情報収集能力のすごさがわかる。中でも電話のダイヤルは、キーを押したと同時にその情報が転送されるという素早さで送られており、気持ち悪く感じるほどだ(動画の11分35秒~)。

なお、すでに、Carrier IQが入っているかどうか診断できるアプリがAndroidマーケットにアップされている。中でも「Carrier IQ Detector」は、起動すればすぐにわかるので、気になる人は試してみるといいだろう。ちなみに、筆者が持っている「Xperia SO-01B」、「REGZA Phone T-01C」、「Galaxy S2 SC-02C」、「Galaxy S2 LTE SC03-D」、「IDEOS BM-SWU300」で診断してみたが、結果はいずれもシロだった。

キャリアやメーカーを巻き込んでスマホ業界全体を揺るがす騒動になりつつあるCarrier IQ事件。今回は1社のソフトが槍玉にあげられているが、今後、ほかのソフトなどもボロボロと出てくる可能性も考えられる。この問題の根っこは相当深いといえるだろう。(岡嶋佑介)

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Carrier IQ Detector

価格 無料
デベロッパ名 Lookout Labs
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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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