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ドコモ「dメニュー」最速レビュー 意外に(?)使えるサービス内容

NTTドコモは11月18日、スマートフォン向けのポータルサイト「dメニュー」を開始した。このサイトはいわばスマホ向けの「iモード」。会員登録の必要もなく、月額使用料も無料。「スマートフォンならではの楽しいコンテンツやサービスが発見出来るドコモのポータルサイト」という触れ込みだが、一部のユーザーからは「時代にそぐわない囲い込み戦略だ」という批判の声も出ていた。

提供されるコンテンツは、動画、音楽、ゲーム、電子書籍など。いずれもドコモが認定した会社でないとコンテンツが提供できないという点はiモードと変わらない。パソコンや他社のスマホからでもアクセスが可能だが、spモードの契約をしていないと決済ができないので事実上のドコモ専用のサービスとなっている。

だが、はたしてスマートフォンでこのようなサービスが必要なのだろうか。従来のフィーチャーフォン、いわゆるガラケーではキャリアの提供するポータルサイトは非常に意味のあるものだった。しかし、あらゆる面で自由度の高いスマートフォンにおいて、わざわざコンテンツを囲い込むというのは、いささかナンセンスに感じる。Androidマーケットに行けば様々なアプリが提供されているし、YouTubeなどで音楽や動画を楽しむ手段はいくらでもあるのだ。

……と、実際にサイトを見るまではそう思っていた。「殿様商売のドコモがまたなんか始めたな」という具合である。しかし、実際に覗いてみるとこれが意外と悪くない。とくに感心したのがドコモ直営の「dマーケット」だ。大きく4つに分かれているカテゴリのうち、「アプリ&レビュー」では、定番の「AngryBird」や「Advanced Task Killer」、歌詞検索機能付きの音楽プレイヤー「Lyrica」、など、メジャーでツボを押さえたアプリが紹介されていて、スマホ初心者には役立ちそう。有料アプリだけではなく、無料アプリもキッチリ紹介している点もいい。さらに「VIDEOストア」は月額525円でドラマや映画、アニメなど5000タイトルが見放題。「チャーリーズエンジェル」や「仁義なき戦い」といった映画から、「高校教師」などの国内ドラマまでコンテンツは豊富だ。ラインナップがやや寂しい「hulu」よりもこっちの方がいいのではないかと思えてしまうほどなのだ。

「MUSICストア」、「BOOKストア」は値段が若干高めに感じるが、一部の音楽コンテンツはDRM(著作権保護技術)なしのMP3形式で提供されているのも魅力的。音楽、電子書籍などのダウンロードコンテンツは機種変更後に再度ダウンロードが可能となっているので、端末を変えたからといって2度購入する必要もない。ただし、音楽は1曲420円が標準で、まだまだほかのサービスに比べると高く感じる。

そんなわけで「dメニュー」は意外に悪くないというのが筆者の実感だ。きっちりスマホに適応したポータルサイトになっている。スマホ初心者におすすめしたいのはもちろんだが、ドコモのスマホユーザーならば1度見ておいて損はない。現状では秋冬モデルの端末にしか対応していないのが残念だが、サービスとしては決して悪くないといえるだろう。(岡嶋佑介)

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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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