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ドコモREGZA Phone販売中止で「国産スマホはもうダメかも」の声
2011年11月20日
NTTドコモは11月18日午後、同日発売の「REGZA Phone T-01D」が、通話やデータ通信ができないなどの不具合を受け、販売を停止することを発表した。当サイトでは以前の記事「IS04 REGZA Phoneがあまりにもひどすぎて大人気に!!?」で、auから発売中のREGZA Phoneについてもユーザーから不満の声があがっていることを紹介したが、今回のように国内大手キャリアの端末が発売半日で販売停止に陥るのは異例中の異例。販売が停止されるまでに5200台がユーザーの手に渡り、苦情が殺到したというが、原因は未だ不明。2ちゃんねるやツイッター上にはレグザフォンやドコモを揶揄する声であふれた。
「またレグザかw 」
「ドコモ没落してんなぁ」
「なにをどうしたらこんな不良が発覚しないまま流通に乗るんだろ」
「地雷機種ってあるけどREGZA Phoneってただの爆弾だよね。だってみんな知ってるもん。見えてる地雷を踏みに行く人って何なんだろ…」
実はREGZA Phoneはかなりいわくつきのシリーズ。冒頭に紹介したIS04 REGZA Phone以外にも、REGZAの名前を冠する前の2009年に発売したT-01Aが、札幌などの市外局番011から始まる番号に発信できない不具合で販売停止している。スケールアップしているのはスペックよりも不具合の大きさなのではないか、と思えてくるほどだ。
昨年、東芝は携帯電話事業を富士通と合併したが、REGZA Phoneのせいで富士通の評判までガタ落ちである。ネット上では早くも同社の「ARROWS Z ISW11F」、「ARROWS X F-05D」などのARROWSシリーズに対しても危機感を抱く声があがっている。
富士通東芝のみならず、ドコモや国産スマートフォン全体の信用をも失墜させかねない今回の不具合。
「君の隣でずっと考えてた。スマートフォンとしてボクはどうあるべきかって。」
「防水、おサイフ、ワンセグ、もちろん生活の基本は忘れたくはない。でもね・・・」
渡辺謙主演で注目を集めたドコモのCMのセリフも、今となっては皮肉にしか聞こえない。(岡嶋佑介)
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岡嶋 佑介
オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666