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ネットはもはやリア充のもの!!? SNSの勢力地図から読み解くユーザー層の変化

Facebookの7月度月間PVがmixiやTwitterを超え、国内SNSのトップに立ったというニュースが話題となっている。ネット視聴率サイト「donnamedia」のデータを基にしたもので、11億PVのFacebook(総合11位)が10.4億PVのmixi、2.8億PVのTwitterを超えたというものだ。

「donnamedia」はテレビ視聴率と同じような形式で、一定数のネットユーザーから得た情報を基にPVを推計するタイプの統計サイト。世界最大のマーケティング会社「ニールセン」の7月度調査では、mixiが25.5億PVでトップ、Twitterが4.9億PV、Facebookが4.8億PVとなっており、また違った結果だ。しかし、ニールセンの調査はPCユーザーのみ対象であり、ケータイや専用クライアントからのTwitter接続などはカウントされていない。また、ニールセンの月間アクティブユーザー調査では、Twitterが1491万人、mixiが1403万人、Facebookが950万人となっており、Twitterがトップに立っている。

データの調査方法や見方によって、どのSNSが首位なのかは評価が分かれるところだが、mixiが堅調にPVを保ち続け、一時期のブームが沈静化したTwitterをFacebookが猛追しているという図式が見えてくる。いずれにせよ、SNS業界は本格的な三つ巴(どもえ)時代になったといえるだろう。

だが、ネットのヘビーユーザーが集う掲示板やブログなどでは、mixiとFacebookの評判はすこぶる悪い。代表的な批判としては以下のようなものが挙げられる。

mixi
「アプリにボイス、mixiページ…ライバルサイトをパクった機能を詰め込み過ぎて迷走してる」
「Facebookに流れたマイミクが多くて過疎化しつつある」

Facebook
「とにかく、ユーザーインターフェイスが使いづらい」
「実生活でも関係のある人としか繋がらないという風潮なので、グチを言いづらいし、ネットの人間関係が広がりにくい」

このような批判がありながら、mixiやFacebookが高いPVを保持しているのは何故か。
その理由としては、mixiはガラケーからのアクセスが圧倒的に優勢であり、ケータイ世代の中高生を取りこむために年齢制限を15歳に引き下げたことが大きく、招待制を廃止したこともプラスに働いた。Facebookは、実名制によって現実の人間関係そのままにコミュニケーションが取れてビジネスにも利用できることに加え、映画と連動した宣伝が非常に効果的だった。Facebookに関しては、ヘビーユーザーから「日本では絶対に流行らない」とまで言われていたが、現実には急成長を遂げている。つまり、PVを稼ぐことにおいては、ヘビーユーザーの不満があっても全く関係ないのである。

日本のネット文化は、まだ高価だった頃のパソコンにいち早く飛び付いたオタク層が作り上げてきた歴史があり、一時はオタク系サイトが隆盛を極めた。海外では政治・歴史などの項目が充実しているWikipediaも、日本ではアニメ・マンガ関連の項目ばかりが充実しているという状況だった。だが、ネット接続可能なケータイが普及するにつれ、一般層がネットを利用するようになり、オタク優勢の状況からネット界の情勢が変わりつつある。

さらに、この3つのSNSよりも高いPVを稼いでいるのは、ケータイ向けを中心に展開してきたMobageやGREE、多数の芸能人ブログを擁するアメブロ(アメーバブログ)だ。これらのメディアはターゲットがライト層であり、ネットを昔から利用してきたオタク層とは異なる。ネット文化のメインとなっているのは、既にオタク層ではなくなっているのだ。

かつてはネットのメインユーザーはコミュニケーション能力が低くても活発になれる、ネットでこそ居場所を見いだせるという非リア充だった。だが、現実のコミュニケーション能力が高く、恋人や多くの友達がいるリア充が大挙して流入してきてことによって、非リア充はネットでもマイノリティになりつつある。SNSやネットサービスの推移は、その悲しい現実を浮き彫りにしているのかもしれない。(佐藤勇馬)

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佐藤 勇馬

フリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、WEBや雑誌などでネット、携帯電話、芸能、事件、サブカル、マンガ、宗教問題などに関する記事を執筆している。媒体によっては、PN「ローリングクレイドル」で執筆することも。今年1月に著書『ケータイ廃人』(データハウス)を上梓。 Twitterアカウントは @rollingcradle

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