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ドコモLTEタブレットの起爆剤となるか!!? 動画配信業界の黒船「Hulu」の実力

9月8日にドコモから発表されたLTE対応のタブレットである、「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」 と「ARROWS Tab LTE F-01D」。発表会では、各タブレットに動画配信サービスのHuluをプリインストールし、加入から3ヶ月間無料になるキャンペーンを打ち出した。発表会にはHulu CEOのジェイソン・カイラー氏も登壇。ドコモのタブレットの中核を担うサービスであることをアピールした。

Hulu(フールー)は、アメリカで3000万人の会員を持つ動画配信サービスで、映画やTVドラマなどのコンテンツを定額料金でパソコンやスマートフォンなどで試聴できる。設立母体はNBC、ABC、FOXなどの各テレビ会社で、ハリウッド映画など質の高い映像を配信できるのが強みとなっている。2008年にサービスが開始され、2010年には売り上げ規模がYouTubeに次いで2位というから、その大きさ、急成長ぶりが伺えるだろう。

日本でも9月1日から正式にサービスを開始し、大きな話題となっている。Gyao!や、USENなど、すでに数多くの動画配信サービスは存在するが、なぜここまでHuluが注目されるのか。そのポイントは4つだ。

・わかりやすいインターフェイス

・質の高い映像コンテンツ

・月額1,480円で見放題

・一つのアカウントでPC、スマホ、タブレットなどのデバイスをまたいで視聴可能。

Huluのアプリを開くと、映像コンテンツが並んでおり、ドラマの第1話目などの無料で試聴できるものは、タップするとすぐに映像が開始される。最初に住所や名前を入力するなどの煩雑な手続きは一切必要なく、映像のキャッシュが溜まるまで待たされることもない。再度画面をタップすれば画質の設定や、映像の先送りができるメニューが出るだけ。IT機器に不慣れな人でも問題なく操作できるに違いない。

映像コンテンツは『24-TWENTY FOUR-』、『LOST』、『プリズン・ブレイク』など、海外ドラマブームの火付け役となったTVドラマが全話配信されているほか、『アルマゲドン』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『燃えよドラゴン』、『フルメタル・ジャケット』など、おなじみの映画が数多く存在する。いまはまだハリウッド映画が中心だが、今後は日本向けの番組も配信していくという。

そして料金は月額1,480円の固定。それ以上追加されることもないし、非常に明快だ。

今まで存在していた有料動画配信サービスがなぜ魅力的に映らなかったかというと、試聴するまでひたすら面倒だったり、そもそも観たいと思うコンテンツが存在しなかったり、やれペイパービューだ、試聴期間限定だと、料金システムがわかりづらかったりと、つまづくポイントが多かったからだ。Huluはそのすべてを克服している。

現状で問題がないわけではない。まず吹き替え音声がなく、字幕にしか対応していない点。字幕の大きさも変更できないので、スマートフォンだと字幕が小さくかなり観づらい。さらにコンテンツがハリウッド映画、TVドラマしかなく、楽しめる年齢層が限定されている点。少なくとも小さい子供が興味を示すものはほとんどない。

しかし、これらは単純に吹き替え版の配信やコンテンツの充実で補える話であって、致命的な欠陥ではない。画質を落とせば3G回線でも途切れることなく試聴できる快適さは他では得がたいし、ある程度画面の大きさがあるタブレットとの相性はバツグンだ。ドコモ端末のユーザーであれば加入から3ヶ月間無料。そうでなくても1ヶ月は無料となっている。パソコンやスマートフォンからも試聴できるので、試してみてはいかがだろうか。(岡嶋佑介)

画像引用元:Huluhttp://www.hulu.jp/

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Hulu

価格 無料
デベロッパ名 Hulu

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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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