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東北在住16歳と仲良くなれる!!? 復興支援アプリ「デジタル留学生“ヨゾラ”」が登場

先日、「デジタル留学生“ヨゾラ”」というAndroidアプリがリリースされた。このアプリをリリースしたのがプロのゲームクリエイター、声優、イラストレーター、プログラマーなどで結成されたチャリティプロジェクト「東日本たすけ隊」。アプリの売上は東日本大震災の被災地および被災地の方のために全額寄付される。
デジタル留学生“ヨゾラ”
このアプリがどんなアプリかというとスマホの中に留学してきているデジタル留学生“ヨゾラ”ちゃん(東北地方在住の16歳)と毎日コミュニケーションできちゃう、「ちょっとわらって、ちょっとほんわか、ちょっとほろり」なアプリ。そっそく、起動してみるとパジャマ姿のヨゾラちゃんが登場した!

「はじめまして、わたし、ヨゾラっていいます。よろしくお願いします」

と元気に挨拶してくれる。さらにタップすると今度は

「朝、ごはん、ちゃんと、とってますか? ダメですよ。ちゃんと食べないと」

と叱ってくれる。他には現在の時間を教えてくれたり、時間帯などの状況によって話題も変化する。アラーム機能もあるが、ドジっ娘なので設定時間に必ず起こしてくれるとは限らない!

このアプリを作った「東日本たすけ隊」代表の寺田隆史氏に直撃取材した。結成の経緯などはどんなだったのだろうか。
デジタル留学生“ヨゾラ”
「参加メンバーはゲーム会社に所属する方がほとんどで、よく集まって開発についてや業界の今後について語らい、お互いを刺激しあっている仲間です。そんな折、あの大震災が起きました。私は連日報道されるニュースを見て心が痛くなり、『自分は何かできることはないのか?』という自問自答の日々が続きました。震災後、メンバー達と食事している時『せっかくゲームの仕事してるんだから、アプリを作って売上を寄付したり、復興支援になることをやろうぜ!』と、どこからともなく声が上がりました。そして、本プロジェクト『東日本たすけ隊』を結成することになり、アプリ制作が始まりました」

なるほど、結成の経緯はわかった。しかし、日々、自問自答するほどの想いはどこからくるのだろう。

「僕自身、大阪在住で『阪神・淡路大震災』も地元で経験しました。テレビで避難所の中継を観るたびに、かつて自分たちが全国の皆様から助けてもらった事の恩返しができないか? という思いが増していきました。そこで、僕が唯一出来る方法『デジタルコンテンツを使って恩返しをしようと思い、知り合いのクリエイターさん達に声を掛けたことが今回の『東日本たすけ隊』の結成に繋がりました」

たしかに今回の震災報道を観るたびに心が痛んだ。「阪神・淡路大震災」の経験者であれば、なおさらその想いは強いだろう。ところで、萌え系のコンテンツになったのは何か理由があるのだろうか。

「本プロジェクトのだりにゃんはゲームプロデューサーで、みやざーはゲーム制作を統括している仕事をしていたり、佐倉りおさんはイラストレーター、カンザキカナリさんは声優さん、という具合に各人がプロフェッショナルとして活動しています。各自に役割を分担して制作を行いました。出来るだけ早くリリースして、1日でも早く寄付したい、という想いがありました。なので、シンプルかつ誰でも遊べるもので、ゲーム“らしさ”は出しつつというコンセプトから、この待ち受けアプリという選択になりました」
デジタル留学生“ヨゾラ”
「このアプリのアピールポイントとしては、やっぱり“ヨゾラ”の可愛さでしょうか。佐倉さんのイラストがイイ味でてます。あと“ヨゾラ”が天然やドジっ子というキャラ設定だったため、それを生かして『ドジっ娘アラーム機能』というものを搭載してます。デバックをしてる時、あるメンバーが電車に乗ってて、いきなりボイスが再生されて、赤っ恥をかいたという爆笑エピソードもありました」

あのアニメ声が電車で鳴ったら、さぞビックリされるに違いない。iPhoneではなくAndroidマーケットを選んだ理由などはあるのだろうか。

「『東日本たすけ隊』を3月15日に結成して、約3ヶ月でAndroid版が完成しました。コンテンツを制作するにあたって、急激に販売台数を増やしてきたスマートフォン向けのアプリにしようというのは満場一致で決まりました。本当は、Android版とiPhone版を同時にリリースする予定でしたが、Android版が先に完成してしまったので、先発でリリースすることになりました。iPhone版はお盆明けくらいにリリースできるよう、現在進めております」

今後はどのような震災復興支援アプリを作る予定なのだろう。

「本プロジェクトに参加しているメンバーは本業も多忙ということもあり、『ヨゾラ』のリリース以降はまったく考えておりませんでした。しかし、ユーザー様や業界の方々からの反響が大きかったため、今、第二弾を制作できるよう、プロジェクトメンバーと検討中です」

プロとして活動するクリエイターたちが、復興支援のために手弁当で集まってアプリを開発するというのは非常に素晴らしい。iPhoneでの展開、そして第二弾の発売も楽しみだ。(文・東川昌弘)

■参考リンク

東日本たすけ隊 http://www.cagsp.org/

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デジタル留学生“ヨゾラ”

価格 100円
デベロッパ名 東日本たすけ隊

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東川 昌弘

東川マサヒロ。職業ライター。ジャンルはアイドルとスマホアプリ。原発のせいで東京→福岡に引っ越して1年。家から見る福岡タワーの景色は素敵です。はじめはユルイ作りが気になったローカル放送も最近では楽しく視聴してます。福岡いいところだなあ。月に1,2回の東京出張をしながらぼちぼち暮らしてます。Twitterアカウントは@higashikawamasa

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