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嵐起用のCMが大成功!!! 「Androidならau」のイメージを決定的にしたKDDIの野望

スマートフォン=ドコモ
Android=au
iPhone=ソフトバンク

これはネット上で言われている世間のスマートフォンに対する認識を表した言葉だ。残念ながら、というべきか、ここ1年くらいの動きとして、スマートフォンに対する知識があやふやなまま、スマートフォンやAndroidという言葉の認知度だけが急激に上昇している。中でも、とりわけ「Android」という言葉をイメージ戦略に結びつけたauは、大変な策士だ。キャッチフレーズの「Android au with Google」は、Androidの開発に携わっているGoogleがオマケ扱いである。

大々的な宣伝で発売したIS03以後、ようやく夏モデルで端末が出そろってきたものの、2月28日の「htc EVO WiMAX ISW11HT」の発表会において、KDDI代表取締役社長の田中孝司氏が「他社に比べてスマートフォンの発売に出遅れた」と語るように、auはスマートフォン販売戦略において後手に回っている。iPhoneを有するソフトバンクはいうまでもなく、GalaxyS 2などの高スペック端末を持つドコモに比べると、端末の性能を見ても、どうしても見劣りしてしまう部分がある。

しかしながら、Android=auという宣伝戦略、幅広い層に人気のある嵐をイメージキャラクターに起用したことで、世間の見る目はずいぶんといいようだ。また、夏モデルでは見た目やデザインにこだわった端末が増え、実際にケータイショップに行っても、黒いゴツゴツとした端末が並ぶドコモのスペースに比べると、auは「G’zOne IS11CA」や「Infobar A01」などの見た目が派手で、全体的に華やかな機種がそろっている。もちろんスペックや機能などを比較すれば、それ以上の端末はいくらでもあるのだが、ふだん持ち歩くケータイだからこそ、デザインは重視したいもの。それは統計でも表れており、20代~40代の首都圏のスマートフォンユーザーのじつに52.4%が機種を選んだ理由を「デザイン」と答えているほど(M1・F1総研調べ)。女性であれば、さらにその割合は増えるだろう。auはうまいところを突いていると言わざるを得ない。

auの戦略の柱は効果的な宣伝戦略や、端末のデザインを重視することだけではない。WiMAX対応端末の存在も特筆すべき事柄の一つだ。今後発売される注目モデルとしては、モトローラ製のISW11Mという名称の端末で撮られた写真が見つかっており、それが「Motorola PHOTON 4G」がベースのモデルなのではないかと言われている。CPUはTegra 2 1GHzのデュアルコアのハイスペック端末だ。また、Galaxy SIIに続く高機能端末 「HTC EVO 3D」「Xperia PLAY」「Xperia DUO」のスゴ過ぎる性能!!?でも紹介したように、WiMAX対応のHTC EVO 3Dの登場も噂されている。高速回線が月額525円という低価格で使えるというのは、ほかのキャリアにはない大きな武器だ。この2機種であれば性能重視のコアなユーザーも満足できることだろう。auは9月1日から、「+WiMAX」料金が購入月とその翌月無料になるキャンペーンを行う。おそらくこの2機種はキャンペーンに合わせて登場する可能性は非常に高いので、思ったよりも早く出そうだ。

スマートフォン戦略で後塵を拝していたauが、奇襲ともいうべき大胆な宣伝と、デザイン重視のライトユーザーに向けた端末、そしてコアユーザー向け端末を揃え、今、盤石の構えになりつつある。はたしてこれがどれだけユーザーを獲得できるか、非常に楽しみである。(文・岡嶋佑介)

データ出展:M1・F1総研

http://m1f1.jp/files/labo_110530.pdf

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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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