コラム

Galaxy SIIを2週間使ってみて分かったこと

6月23日に発売され、好調なセールスを記録しているGalaxy SII(SC02-C)。デュアルコア1.2GHzのCPUを搭載する、他を圧倒するスペックとはどんなものなのか、それをここでお伝えしようと思う。

すでに購入前に別の場所で触る機会があったとはいえ、その圧倒的なヌルヌル感は「これまで俺が知ってたAndroidとは別格!」というのが最初の印象だ。いままで国内で発売された端末は、だいたい触れてきているが、明らかにランクが異なる。ホーム画面の操作だろうが、ゲームだろうが、何をやってもそう感じる。……と、このままだとサムスンの回し者のようなベタ褒めになってしまうので、最初にダメな点から挙げていこう。

まずはデザイン。iPhoneのパクリ……と言われるのも無理はないが、それ以前に、平べったく大きいのがちょっとダメ。手のフィット感はそこそこレベルで3日くらいで慣れたものの、女性の手にはやや大きいかもしれない。

もう1つはプリインストールされているアプリが多すぎる点。SNSやメール、カレンダーなどの情報を一括管理する「Social Hub」、モバゲーと連動している「Game Hub」、ほかにもボイスレコーダー、写真の編集が可能なフォトエディター、ちょっとした動画編集やフォトスライドショーが作成できる「ビデオメーカー」などの役立つアプリは少なくない。しかしながら、独自のマーケットアプリである「SamsungApps」があることで、アプリの入手方法はかえって混乱するし、電子書籍販売用のアプリなどは、別途ダウンロードするためのマーケットへのリンクとなっているものも10個程度もある。使わない、あるいはインストールしなければ問題ないとはいえ、このあたりはメーカー製パソコンのような不自由さを感じる。

また、ネット上でもよく言われているが、日本独自の機能ということもあるのか、ワンセグは受信感度があまりよろしくない。アンテナを伸ばせば充分使用には耐えうるが、これはおまけ程度に考えておくのがいいだろう。

しかし、それを補って余りあるのが、前述のとおりに感じた圧倒的なスペックだ。筆者は、Xperia(SO-01B)→REGZA Phone(T-01C)→Galaxy SII(SC-02C)と渡り歩き、IDEOSも購入しているのだが、これらの端末でいままで感じたカクカクした部分とはまるで無縁で、非常に快適だ。プリインストールされているベンチマークテストアプリの「Quadrant Standard」では3500オーバー。600にも届かなかったREGZA Phoneと比べると、その差は歴然。日本国内のみならず、世界で発売されている端末の中でも最高クラスのスペックだ。筆者はちょうど購入してすぐに仕事でアプリを120本ほど入れる機会があったのだが、すべて入れてもまるで動作に支障がなかった。

また、アプリケーションドロワーからボタン一発でアプリをアンインストールできたり、下部にドックが配置されていたりと、別途ホームアプリを導入しなくても問題なく使える。仕事柄、アプリのスクリーンキャプチャーを撮る機会が多いのだが、Galaxy Sシリーズには画面キャプチャー機能が備わっており(Galaxy SIIの場合はホームボタン+電源ボタン)、これも非常にありがたい。

また、特筆すべきは、Wi-Fi経由でパソコンと接続し、データのやりとりができるKies Airというアプリ。あらかじめプリインストールされているアプリを起動して、パソコンのブラウザでIPアドレスとポート番号を入力してアクセスするだけで使うことができる。これがメチャクチャ便利で、アドレスをブックマークに入れておけば、キャプチャーした画像をものの数秒でパソコンに送れるのだ。

やや無骨なデザインは賛否分かれるところかもしれない。しかし、そこさえ目をつぶれば最高の快適さを体感できるAndroid端末、Galaxy SII II。ドコモユーザーで買い替えを検討している人は、ぜひ候補リストの一番上に入れるべき端末といえるだろう。(文・岡嶋佑介)

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岡嶋 佑介

オラオラ系ITライター。パソコン雑誌編集を経て、現在はスマートフォン、ゲー ムなどを中心に、雑誌、Web、ムックなどで幅広く執筆活動を行う。近著に「パ ソコン雑誌編集者が明かす100の仕事術」など。Twitterアカウント:@Kagekiyo666

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