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中国で早くもiPhone5のパチモノが売られている!!?

今も昔も中国のガジェットを語る際欠かせないのがパチモノ。ガジェット系で特にパチモノが多いのはケータイで、中国では山寨機(さんさいき/シャンジャイジ)と呼ばれている。検索サイト「百度」で「山寨」ないしは「shanzhai」と入力すると、百度先生は「山寨iPhone4」と予測を表示してくれるほど定番化している。

価格比較サイトでは「Apple製品のパチモノ」が製品カテゴリーとして存在し、そこをクリックすればパチモノiPhoneの老舗「ciPhone」や「iOrange」を含む全27機種が登場。値段は438元(約5500円)から1650元(約21000円)までとバラエティに富む。製品カテゴリーは「iPhoneのパチモノ」でなく「Apple製品のパチモノ」なので、iPhoneのパチモノにとどまらず、iPod型の携帯電話まで存在する。さらにはiPhone4だけでなく早くも(自称)iPhone5のパチモノまで存在するのを見ると、もう何も言えなくなってしまう。

性能としてはまずはiPhone4のパチモノを自称しているのに、iPhone初代同様GSMだけというモデルが多く、「それってiPhone4のパチモノとも言えない!」というものばかり。ただ中にはレアではあるが、W-CDMAに対応していたり、Androidを搭載していたりするものもある。iPhoneのパチモノなのに堂々とAndroidOSで動くことをアピールしているのがまた、わけがわからないのだが……。

中国のiPhone人気は町を歩いているだけでも見えてくる。上海だろうが内陸の都市だろうが、iPhoneユーザーを見ない日は無いといってもいいだろう。若者にとってiPhoneはステータスシンボルとして人気だ。所得格差のある中国では、iPhoneはファッションアイテムにもなるし、それなりに成功していることの証明にもなる。しかし、だからといってiPhoneのパチモノも人気かというと都市部の若い世代には不人気。パチモノiPhoneの購入者層は主に農村出身の人や中高年などの情報弱者といえる。最近では地方都市のショッピングセンターでも販売されるようになり、そこで多くの中高年が群れをなして買っている光景も報告されている。

一人っ子で育った若者よりも、兄弟が3人も5人も居て当たり前の中高年のほうが人口が多いし、大都市の人口よりも地方都市の人口のほうがはるかに多い。今後しばらくは中国でのパチモノiPhoneブームは続くのかもしれない。(山谷剛史)

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山谷 剛史

中国を拠点に活動する中国・アジアITジャーナリスト。確定申告で戻った一時帰国中に地震直撃。皆さん、がんばってください!僕も僕なりにできることやってます! Twitterアカウントは @YamayaT

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