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放射線量を共有するSNS「測ってガイガー!」の実力!!!

震災以来、放射能に対する不安の声は日増しに大きくなっている。放射線量が高いのは福島や宮城、茨城だけではない。千葉県の柏市、流山市、松戸市周辺や、東京都東部の線量は、正常値の3~20倍ともいわれている。政府は年間20ミリシーベルトを被曝限度量と定めているが、中部大学教授の武田邦彦氏は年間基準値を1ミリシーベルト以下に定めるべきと明言している。

放射能は目に見えない。測定器を持っていない人たちは、高い低いといわれても何を基準にすればいいのかわからない。とはいうものの、実際の生活環境や通学路、子供が遊ぶ砂場など、正確な値を知りたいところだ。本サイトでは以前、放射線量をWEBアプリで共有する「アイガイガー」を紹介したが、6月20日に新たなサービス「測ってガイガー!」がスタートしたのでお知らせしたい。

この「測ってガイガー!」はガイガーカウンターを持っていない人が持っている人に測定をリクエストし、WEBを通して放射線量を共有できるサイトだ。

利用方法はとても簡単。測定を依頼したい人はリクエストユーザーとして登録し、線量を知りたい場所を「測ってリクエスト」として登録する。するとそれを見た測定ユーザー(ガイガーカウンターを持っている人)が放射線量を測定しレスポンス投稿してくれるのだ。

このサイトはどのような経緯から始まったのだろう。代表の小川氏にお話をうかがった。

――このサービスを開発しようと思った動機をお聞かせください。

うちには2才と3才の娘がいて、震災以降、放射能の子供への影響がとても気になっていました。近所の公園や広場などの値は自分たちで自主的に把握したほうが良さそうだと判断し、楽天で5万円でガイガーカウンターを購入しました。そのガイガーカウンターをもっと上手に活用できないかと思い「測ってリクエスト」という情報共有方法を思いつきました。以前から運営している、ガソリン価格比較サイトで「口コミ情報の共有」という仕組みを実現していたので、同じようなイメージで始めました。

――ユーザーからの反響は?

現在までにリクエストユーザーとして約1000名、測定ユーザーとして約250名の方にご参加いただいています。また、facebookページは数日で700名以上の方からいいね!を頂きました。リクエストユーザの方からは「値がどのくらいか全くわからなかったので、わかっただけでもとても安心した」という声も多数寄せられてます。それから「国や自治体の対応が遅いので、民間レベルでこのような動きがあるのはいい」というようなコメントも多くいただきました。

――「測ってガイガー」というネーミングが非常にユニークですが、この名前にした理由は?

中心となるユーザとして、「子供を持つママさん」を想定しました。そのため、デザインやネーミングも「親しみやすさ」や「安心」を感じられる雰囲気を考慮しました。

――測定には「RADEX RD1503」を使用されているようですが、測定器へのこだわりはありますか?

数値を比較しやすいように、できるだけ多くの方に使われている機種を選びました。機種ごとに特性も異なりますので、購入時にはレビューなどを参考に、機器の特性と自分の使い道が合っているかどうかをしっかり考えて購入されるのが良いと思います。

――これから「測ってガイガー」を使ってみようというユーザーに、なにかメッセージがあればお願いします。

ガイガーカウンターをお持ちの方は、ご近所に登録された「測ってリクエスト」を見つけたら、ぜひ計測にご協力ください! リクエストに応えていくことで、皆さんの不安も少しずつ解消されていくと思います。また、放射線量を知りたい方は、ぜひ気軽に「測ってリクエスト」を登録してみてください。もし、誰かから「測ったよレスポンス」が届いたら、「ありがとうメッセージ」を測定ユーザーの方に送ってください。

放射能の値は国や地方自治体のモニタリングだけでは到底カバーできない。何故なら周辺にくらべ線量の高いミニホットスポットが、そこら中に点在しているからだ。しかし、こういったサービスを使って測定地点を草の根的に増やしていけば、将来的にはより精度の高い線量マップが完成する。そうした意味でも、この「測ってガイガー」のようなサービスの存在意義はきわめて高いといえるだろう。(佐々原聡)

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佐々原 聡

出版社(制作部)に勤めながら、ときどきライターやってます。原発問題が落ちついて、いまは冷静にニュースを見られるようになりました。でも、もう原発はこりごりです。Twitterアカウントは @akira2047

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